今年で5回目を数える「日台親善国際交流U―15(15歳以下)軟式野球大会」の北海道選抜チームに、富良野、南富良野、占冠3市町村の4中学校から選手6人が選ばれた。同チームは24人の選手で編成され、昨年コーチとして派遣された富良野西中学校事務職員の明石昌人さん(41)が監督を務める。6人は12月1日に新千歳空港から出発し、台湾の中学生と野球を通して7日間の日程で親善交流を図る。
同大会は、北海道と台湾の中学3年生が野球を通して技術のレベルアップと国際親善交流を図るのを目的に、毎年開かれている。北海道選抜チームは昨年2チーム計45人だったが、今年は1チーム24人で編成された。その中に富良野東中学校の内野手・石塚和希さん(14)と長谷川海斗さん(15)、外野手の紙谷拓さん(14)、山部中学校の投手・小早川星也さん(15)、南富良野中学校の内野手・坂本大地さん(14)、トマム中学校の投手・加藤魁刀さん(14)の6選手が選ばれた。
交流大会は12月2日から4日まで3日間行われ、1日2試合。2日目は今年の夏に富良野を訪れ、市内の中学生と交流試合を行った高雄市大仁國中学校と対戦する。
北海道選抜チームは大会に向けて、5日に3回目の合同練習が富良野市内のグラウンドで、午前8時から午後4時まで集中して合同練習を行った。さらに最後の合同練習が今月19、20日、白老町で行われるが、選手たちは気持ちを一つにして台湾遠征に臨む。
富良野管内から選ばれた選手6人は「選抜チームに選ばれたプライドを誇りに、元気良く笑顔で楽しくプレーしたい」、「合同練習ではバントの処理が思うようにできなかったので交流大会までにはしっかり対応できるようにしたい」、「夏に対戦した台湾チームとの交流試合では全く打てなかったのでリベンジしたい」、「これまで3回の合同練習でみんなと気持ちが一つになりまとまりが出てきた」などとそれぞれ感想を述べ、台湾遠征に臨む意気込みを語った。
監督の大役を務める明石さんは「昨年はコーチとして参加し、北海道選抜チームの成績は2チームとも5勝1分の成績だった。台湾チームもレベルが高くて強いが今年も昨年以上の成績を挙げたい。今日で3回目の合同練習を終えたが、選手同士の息も合い選抜チームとしての一体感が出てきた。まだバント処理など課題はいくつもあるが、今月19、20日に白老町で行う宿泊合同練習でより精度を高めていきたい」などと選抜チームの活躍に期待を寄せている。
なお、北海道選抜チームは7日朝、台湾を出発し同日午後、帰国する。
来年4月まで越冬 SL保存会の会員が冬囲い
富良野蒸気機関車保存会(辻澤寅男会長、会員数90人)の会員が8日、富良野文化会に隣接して展示されているSL「デゴイチ」の今シーズン最後の手入れや清掃を行い、冬囲い作業を行った。
同保存会は昭和51年に発足して以来、富良野市に旧国鉄から文化財として永久貸与された蒸気機関車の管理や清掃を4月から11月にかけて毎月実施している。野ざらし展示のため、定期的な点検は欠かせないという。夏は雨、冬は凍結が大敵で、そのまま放置しておけば、短期間で赤くさびがつき腐食してしまう。
このため、辻澤会長ら多数の会員が毎月、展示場所に集合し、動輪をはじめ車体全体のさび落としや清掃を行っている。11月に入ると機関車を特製のビニールシートで被う冬囲いを行っている。
こうした保存会の努力で、デゴイチは35年経った現在でも当時と全く変わらない状態で保存され、勇姿を市民や観光客に披露している。また、小学生や幼稚園児の社会勉強の場に活用され、さらに観光客の記念撮影の場として多くの人たちの目を楽しませている。
同日は気温が10度以下の肌寒い陽気となった。この中、辻澤会長ら会員20人が午後1時までに集合し、機関車と石炭車に計3枚のビニールシートを2時間ほどかけて被せた。
会員たちは、はしごで機関車の上に登り、足場を確保。下にいる会員からは「気をつけろ、落ちるなよ」と注意を促し、力を合わせ少しずつ引き揚げ重いシートを1枚ずつ被せていた。また女性会員は周辺に落ちている落ち葉やゴミを拾う清掃を行っていた。
辻澤会長(72)は、「今年は27年間も会長を務めた町屋勇さんや長年にわたり全面的に協力してくれた重綱一雄さんが相次いで亡くなり寂しくなった。今年も4月から毎月1回デゴイチの汚れ落としなどを行ってきた。屋外の展示としては会員の協力があり35年前と変わらない。10月に訪れた神戸の観光客から、よく保存され綺麗ですと、ほめられた」と今シーズンの活動を振り返った。
同保存会は昭和51年に発足して以来、富良野市に旧国鉄から文化財として永久貸与された蒸気機関車の管理や清掃を4月から11月にかけて毎月実施している。野ざらし展示のため、定期的な点検は欠かせないという。夏は雨、冬は凍結が大敵で、そのまま放置しておけば、短期間で赤くさびがつき腐食してしまう。
このため、辻澤会長ら多数の会員が毎月、展示場所に集合し、動輪をはじめ車体全体のさび落としや清掃を行っている。11月に入ると機関車を特製のビニールシートで被う冬囲いを行っている。
こうした保存会の努力で、デゴイチは35年経った現在でも当時と全く変わらない状態で保存され、勇姿を市民や観光客に披露している。また、小学生や幼稚園児の社会勉強の場に活用され、さらに観光客の記念撮影の場として多くの人たちの目を楽しませている。
同日は気温が10度以下の肌寒い陽気となった。この中、辻澤会長ら会員20人が午後1時までに集合し、機関車と石炭車に計3枚のビニールシートを2時間ほどかけて被せた。
会員たちは、はしごで機関車の上に登り、足場を確保。下にいる会員からは「気をつけろ、落ちるなよ」と注意を促し、力を合わせ少しずつ引き揚げ重いシートを1枚ずつ被せていた。また女性会員は周辺に落ちている落ち葉やゴミを拾う清掃を行っていた。
辻澤会長(72)は、「今年は27年間も会長を務めた町屋勇さんや長年にわたり全面的に協力してくれた重綱一雄さんが相次いで亡くなり寂しくなった。今年も4月から毎月1回デゴイチの汚れ落としなどを行ってきた。屋外の展示としては会員の協力があり35年前と変わらない。10月に訪れた神戸の観光客から、よく保存され綺麗ですと、ほめられた」と今シーズンの活動を振り返った。
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