2012年9月20日木曜日

富良野市役所 全国大会へ
東日本軟式野球大会北・北海道大会優勝

 第35回東日本軟式野球大会(1・2部)北・北海道大会(北海道軟式野球連盟主催)が15日から17日までの3日間、富良野市民野球場など4球場で開催された。1部では富良野支部代表の富良野市役所が決勝で釧路支部代表の釧路市役所マリナーズを下し、来年(5月頃)、神奈川県で開催される全国大会に駒を進めた。また2部では富良野支部代表のベアーズ(中富良野)が決勝まで勝ち進み、準優勝を飾る健闘を見せた。
 同大会には1部に道内13支部から選抜された13チームが出場し、15日から富良野市民野球場と富良野市営若葉球場で3日間熱戦が繰り広げられた。
 富良野市役所は、2回戦で北見支部代表のメジャーを延長10回4―3、準決勝で紋別支部代表の紋別市役所を3―0、続く決勝で釧路市役所マリナーズを5―2でそれぞれ破り、念願の全国大会切符を手にした。
 決勝は富良野市役所が先攻、釧路市役所マリナーズが後攻。富良野市役所が1回と6回に1点ずつ得点した。しかし、7回裏に2点を許し、同点とされた。終盤戦に入って1点を争う接戦となったが、富良野市役所は8回表に長打などで2点、さらに9回表に1点をそれぞれ加点し、試合を優勢に進めた。
 しかし、9回裏、準決勝から連投した冨澤陽平投手(25、体育施設職員)が突然制球を乱し、連続の四球。1アウト満塁の大ピンチを迎えた。だが冨澤投手は最後まで球威が衰えず、力強い投球を見せ得点を許さずチームを優勝に導いた。
 富良野市役所は、消防職員、体育施設職員、病院職員、福祉施設職員の混成チーム。全国大会出場を目指し、これまで定期的に練習。北海道軟式野球連盟が主催する各大会に出場し、全国大会に向け挑戦してきた。富良野市役所は富良野市民野球場が完成した平成15年、高松宮賜杯北・北海道大会で優勝しており、2度目の全国大会出場となった。
 チームを率いる中島修主将は「優勝できたのはチーム力に加え、投手の軸となった冨澤陽平選手と弟の和明選手の活躍が光った。全国大会は来年(平成25年度)神奈川県で開催される。チーム一丸となって練習を行い、全国大会に臨みたい。」と意気込みを語った。
 2部には富良野支部代表の3チームと12支部から計15チームが出場。15、16日、上富良野町富原球場、中富良野町町営野球場で1回戦、2回戦、準決勝。決勝が17日、富良野市民野球場で行われた。
 富良野支部からはベアーズ、占冠村役場、多田クラブが出場した。占冠村役場は1回戦、2回戦と勝ち進んだが準決勝で帯広支部代表の勝興寺に1―3で惜敗した。また、多田クラブは2回戦で敗退した。
 ベアーズは、1回戦で網走支部代表のホクレン中斜里製糖工場を7―3、2回戦で中標津代表のJA中標津を4―1でそれぞれ破り、準決勝は北見支部代表のJOKERを6回コールド11―0で下し、決勝に進出した。
 決勝はベアーズが先攻、勝興寺が後攻。ベアーズは5回表まで3―2でリードした。しかしその裏、味方のエラーなどが続き4点を献上した。その後加点出来ず3―6で敗れ、惜しくも全国大会出場を逃した。



旭川地区で初優勝飾る 中富良野リトルスターズ

 今月1、2日、美瑛町スポーツセンターで開催された「第36回旭川地区ミニバスケットボール夏期大会」で、中富良野リトルスターズ(高嶋あや乃主将、17人)が女子の部で見事初優勝を飾り、11月に開催される第38回北海道ミニバスケットボール選手権大会旭川地区予選会に向け好スタートを切った。
 同大会には旭川、富良野、上富良野、中富良野、東川など旭川地区ミニバスケットボール連盟に加盟している20チーム(男子は16チーム)が出場し、旭川一の実力を競い合った。
 大会は8月18日と26日に、上富良野町と中富良野町、富良野スポーツセンターで行われた予選会から始まり、上位11チームによる決勝トーナメントが両日、美瑛町スポーツセンターで開催された。
 中富良野リトルスターズは、1回戦で美瑛を38―23で破り、続く準決勝では旭川の強豪・千代田に24―23の接戦で勝利した。そして決勝では同じく旭川の永山に対して43―18のスコアで圧勝した。
 中富良野リトルスターズは結成10年目で同夏期大会で優勝したのは初めて。4月に行われた大雪クラブ杯争奪第10回春季リーグ大会では準優勝を飾り、6月に行われた北海道ミニバスケットボール夏季交歓大会予選会ではベスト4と安定した力をつけてきた。今大会では第1シードとしての出場だった。
 主将の高嶋さん(6年)は「チームができて10年目に優勝することができ、とても嬉しい。11月に行われる全道選手権大会旭川地区予選会では優勝を飾り、全道大会に出場したい」と笑顔で答えた。
 また監督の北村貴志教諭(33)は「小さな学校なのでみんな仲が良い。チーム力で初優勝を飾ることができたと思う。放課後2時間の練習を行っている。中学校に行ってもバスケットボールを続けられるよう基本プレーを中心に指導している。11月の大会ではぜひ優勝し、全道大会に出場させたい」と選手たちの頑張りに大きな期待を寄せている。

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