
富良野市では、両大会の開催に伴い毎年、同駐屯地に協力要請を行っている。同駐屯地は昨年と同様に31人の支援隊を編成し、8日から大会終了の11日まで4日間にわたり延べ130人余りの隊員を動員して、コース整備や旗門の保持など裏方として全面的に支援する。
調印式には、富良野市側から、能登芳昭市長、宇佐見正光教育長、駐屯地側から叶謙二司令、第104特科大隊の西田誠大隊長が出席。能登市長と叶司令がそれぞれの協定書に捺印し交換した後、大会成功に向けて握手を交わした。
能登市長は「高校選抜スキー大会は富良野で8回目の開催です。毎年自衛隊の協力を頂き万全の競技が行われており、今年も選手が昨年以上の記録が出るものと期待しています」と改めて協力を求めた。これに対して叶司令は「全国から高校生が出場するので競技がスムーズに出来るようしっかりと支援していきたい」などと述べた。
いじめのアンケート結果など報告

はじめに児島会長があいさつを行い、続いて教育委員会学校教育課長の高田賢司さんがいじめ対策の総括と今後の取り組みを説明した。それによると昨年5月と11月の2回にわたり、「あなたは いじめは どんなことがあっても いけないことだと おもいますか」の設問で市内の児童生徒(2032人)を対象にアンケートを実施した。
5月の調査では「そうおもわない」が3%の56人、「よくわからない」が11%の227人にのぼったことから、「いじめをしない させない 許さない」を合言葉に、いじめメッセージを全校児童生徒、保護者、教職員に配布し啓発を行い、再度11月に調査を行った。
その結果、「そうおもわない」が1%(16人)、「よくわからない」が6%(120人)でそれぞれ減少した。
教育委員会では「いじめ不登校対策」として各学校でのアンケートの継続といじめの認識を徹底するが、学年が上がるほど「誰にも相談しない」という児童が多くなってきているのが実態だという。
こうしたことから「いじめは、いつでも、どこででも、誰にでも起こる」という危機意識を持ち、同協議会を中核に、家庭と関係機関の連携を一層進め、未然防止・早期発見・早期対応の取り組みを行うことを確認した。また平成24年度の教育サポートについては支援員をさらに増員し一人ひとりのニーズに応じた教育を推進していく方針。
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