ふらの市移住促進協議会主催の「移住促進フォーラム」が今月9日、富良野文化会館で開かれ、同協議会の活動報告と講師の佐藤誠・北海道大学観光学高等研究センター教授が「富良野らしいライフスタイルと移住・定住」をテーマに講演を行った。
はじめに同協会事務局が平成23年度に実施した「お試し暮らし住宅」の利用状況や移住希望者の相談内容、移住者の状況などの取り組み状況を報告した。
この中で平成21年度から行われている、お試し暮らし住宅の今年度の利用状況は、弥生町住宅で7組12人、東山住宅1号で4組11人、同2号で6組14人、山部住宅で1組2人となっており、計18組39人が利用している。
また移住者の状況は昨年12月31日の時点で4組5人。平成18年度からの完全移住者は計40組80人で、お試し暮らし住宅利用後に5組5人が完全移住している。
同協議会では、富良野市へ移住・定住している多くは「富良野市で起業したい」との目的があることから、これらのニーズに対応するため、長期滞在宿泊プランを検討している。そのプランとして、スキー満喫型滞在、観光拠点型滞在、自然健康型滞在などを挙げている。このほかにニーズの多い一戸建て住宅については、「住まいの情報バンク」を設置しており、現在空き家となっている住宅を有効活用するため、市民からの情報提供を呼びかけている。
この後、佐藤教授が「グローバルな田園回帰トレンド」、「世界的にネオ・ルーラリズムの時代が到来している」、「フランスの美しい村でも不動産は暴騰中」、「国民の半数がセカンドホーム暮らし」など実際に訪れた海外での移住者状況を紹介しながら講演を1時間半にわたり行った。
同教授は40年前にドイツに留学して以来、観光創造・グリーンツーリズム・セカンドホームツーリズムの研究と地域提言や助言などを行っている。これまでに「リゾート列島」、「グリーンホリデーの時代」、「グリーンライフ」などの著書を発刊しており、農林水産省農村総合開発整備調査委員会座長などを務め活躍している。
同教授は講演の中で「欧米のライフスタイルが、ようやく地域の産業になる時代になった。景観がいいというだけで移住者が増えてきている。市街地より農村などぱっと広がる美しい景観が求められている」などと強調し、「移住・定住が大きなビジネスチャンスになっている。富良野でもその可能性があり、できることがあれば協力したい」などと講演した。
はじめに同協会事務局が平成23年度に実施した「お試し暮らし住宅」の利用状況や移住希望者の相談内容、移住者の状況などの取り組み状況を報告した。
この中で平成21年度から行われている、お試し暮らし住宅の今年度の利用状況は、弥生町住宅で7組12人、東山住宅1号で4組11人、同2号で6組14人、山部住宅で1組2人となっており、計18組39人が利用している。
また移住者の状況は昨年12月31日の時点で4組5人。平成18年度からの完全移住者は計40組80人で、お試し暮らし住宅利用後に5組5人が完全移住している。
同協議会では、富良野市へ移住・定住している多くは「富良野市で起業したい」との目的があることから、これらのニーズに対応するため、長期滞在宿泊プランを検討している。そのプランとして、スキー満喫型滞在、観光拠点型滞在、自然健康型滞在などを挙げている。このほかにニーズの多い一戸建て住宅については、「住まいの情報バンク」を設置しており、現在空き家となっている住宅を有効活用するため、市民からの情報提供を呼びかけている。
この後、佐藤教授が「グローバルな田園回帰トレンド」、「世界的にネオ・ルーラリズムの時代が到来している」、「フランスの美しい村でも不動産は暴騰中」、「国民の半数がセカンドホーム暮らし」など実際に訪れた海外での移住者状況を紹介しながら講演を1時間半にわたり行った。
同教授は40年前にドイツに留学して以来、観光創造・グリーンツーリズム・セカンドホームツーリズムの研究と地域提言や助言などを行っている。これまでに「リゾート列島」、「グリーンホリデーの時代」、「グリーンライフ」などの著書を発刊しており、農林水産省農村総合開発整備調査委員会座長などを務め活躍している。
同教授は講演の中で「欧米のライフスタイルが、ようやく地域の産業になる時代になった。景観がいいというだけで移住者が増えてきている。市街地より農村などぱっと広がる美しい景観が求められている」などと強調し、「移住・定住が大きなビジネスチャンスになっている。富良野でもその可能性があり、できることがあれば協力したい」などと講演した。
ファイヤー探検記~炎の出前教室
北海道エルピーガス協会上川支部富良野分会(津山正樹分会長)主催の「ファイヤー探検記~炎の出前教室」が15日、富良野小学校で行われた。同授業は「人と火の関わりについて」、「エネルギーと環境問題について」をテーマに3年振りに開かれた。
授業を受けたのは、5年生3クラス計99人の児童。児童たちは、事前に持ち込まれた火おこし器を使い、原始時代の火おこし体験などを通して、人類と火の関わりやエネルギーの変遷が現在の産業発展につながり、快適に暮らしている半面、地球温暖化が進んでいる事などを学んだ。児童たちは、火おこしの体験や持ち込んだ薪や石炭に触れたり、本来、無色無臭のエルピーガスに付けられている臭いをかいだりしながら、エネルギーについて学び、途中ガスコンロのグリルを使ったピザトーストを児童たちで調理、試食し、特別授業を楽しんだ。
児童たちからは「ふだん授業で習わないことが体験できて楽しかった」、「これからは、環境を考えながら生活しようと思う」などの感想文が寄せられた。 講師を務めた津山分会長は「児童たちが目を輝かせて聞いてくれていた事が、何よりも嬉しかった。児童たちにはこの授業をきっかけに、火の大切さを感じ、普段の生活の中で何か一つでも地球環境についての意識を持ってくれれば嬉しいです」と語った。
この出前教室は2009年度に北海道エルピーガス協会青年委員会(津山正樹委員長)が企画し、国の構造改善事業としてスタート。以来、全道の小学校に対して運動展開を行なっている。
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