
東谷会長が提言書の内容を詳細に能登市長に説明した後、手渡した。それによると、基本理念として①人(営農力向上、担い手育成、就農者確保など)、②生産基盤(土づくり、水対策、機械化対策など)―を挙げている。
そして緊急の課題と対策として「担い手対策」では、「各地域の実情は、現状のまま対策を講じない場合に、将来的には農業者の大幅な減少が想定される。新規就農対策として国等の施策と併せて、実地研修、第三者継承、お試し農業的な研修など、より充実した就農制度の構築に向けて、関係機関と受入指導者等が協同・連携し、一体化された体制の構築など、新規就農支援システムの確立を」と提言。
「土づくり対策」では、「緑肥と輪作による安定した農業生産の推進にあたり、土づくりと農地保全の目的と併せて景観に配慮した緑肥については、結果の波及効果として観光資源の形成や地域活性化にも寄与するので、国の畑作の緑肥輪作加算対象作物(麦、大豆、甜菜、澱粉用馬鈴薯、蕎麦、菜種)以外の作付作物に対しても、景観緑肥の取組みを図ってほしい」と提言。
「排水対策」では、「豪雨・多雨等による排水や冠水等の対策として特に緊急性が高いのは、流水阻害となる河川の川底土砂の浚渫(しゅんせつ)や潅木(かんぼく)の伐採による阻害要因の除去、狭窄(きょうさく)障害となる公道の横断管の拡大による閉塞要因の解消、行政と地域が連携した排水ポンプによる冠水対策など、早急な取組みと対策を」と提言。
提言書を提出した後に中央地区(扇山・大沼・鳥沼)、西部地区(学田・五区・御料・島の下・布部)、東部地区(麓郷・布礼別・富丘・八幡丘)、山部地区、東山地区をそれぞれ担当している委員が各地域の現状を報告し、この後意見交換が行われた。
富良野市老人クラブ連合会主催の芸能と文化の集い

この後、第1部の芸能発表が始まり、すみれ合唱団(坂口由紀子代表、27人)のコーラスを皮切りに、各老人クラブの会員たちがカラオケ、リズムダンス、吟舞、舞踊、フラダンス、太極拳など次々に日頃の練習成果を披露。さらに午後からは大正琴、リズムダンス、コーラス、舞踊、カラオケなどが行われ2時間にわたり、熱演、熱唱が続いた。
一方、大ホール前の展示会場には、扇山老人クラブの水墨画、麻町みなづき会の書道、北の峰老友会の写真、布部鶴亀会の手芸、生きがい木彫教室の木彫、同陶芸教室の陶芸など力作がズラリと展示され、来場者たちを楽しませていた。
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