富良野市は平成24年度予算案の概要を14日、発表した。それによると一般会計は前年度当初予算より1・7%、1億9000万円増の115億2000万円、特別会計(国保など6会計)は、同6・6%、3億8170万円増の62億450万円、企業会計(上水道、ワイン)は、同1・8%、2350万円減の12億6520万円。総額で前年度当初より3%、5億4820万円増の189億8970万円。新年度予算案は第5次富良野市総合計画に盛り込んだ事業の予算化に配慮する一方、健全財政の維持に努めた結果、前年度当初予算との比較では小幅な伸びとなった。
厳しい富良野の寒さ体感
3年振りに沖縄県宜野座(ぎのざ)村の小学生と保護者らが、9日から3日間にわたり富良野に滞在し、扇山小の児童や保護者らと交流を深めた。訪問したのは宜野座地区子ども会に所属している小学6年生10人と指導員6人の計16人。一行はナイタースキーを体験したり、扇山小学校のグラウンドで開かれたウインターフェスティバルに参加し、スノーモービルがけん引するバナナボートやチューブ滑りなどを楽しみ、北海道の富良野の冬を存分に満喫した。
宜野座村との交流は8年前から扇山小との間で継続して行われている。毎年グラウンドの雪を発砲スチロール100箱(約1トン)に詰め、送っている。送られた雪は総合学習の時間を利用して小学生たちが雪合戦やそり滑りなどを楽しんでいる。今年も13日に発送し、15日にこの雪を利用して宜野座村で雪のイベントが楽しく行われた。こうした交流を通して宜野座の子供たちが「実際に富良野を訪れて雪遊びをしたい」と一昨年初めて富良野を訪問した。一行は9日に富良野入りし、夜に早速富良野スキー場でナイタースキーを体験した。10日は旭山動物園を見学し、夕方、市役所で能登芳昭市長を表敬訪問した。11日は、おやじの会(赤松靖会長)が主催するウインターフェスティバルが扇山小学校で開かれ、宜野座村の子供たちは発泡スチロールに雪を詰める作業を行ったり、スピード感あふれるバナナボートに乗ったりチューブ滑りを存分に楽しんでいた。また体育館内では凧づくりにも挑戦した。
滞在した3日間とも最高気温が氷点下の厳しい冷え込みとなったが、宜野座村の子供たちは元気いっぱいに富良野の冬の厳しさなどを肌で感じとっていた。
子供たちを引率した育成会会長の我謝(がしゃ)隆さんは「沖縄では雪は全く降りません。10年に1度ぐらいあられが降る程度です。富良野の子供たちは元気いっぱいで冬を楽しんでいますね」と歓声を上げてバナナボートに乗っている子供たちを見物していた。
また女性育成指導員は「子供たちは雪を見て興奮しており、ナイタースキーも楽しく体験した。また旭山動物園でたくさんの動物たちを見ることができ、いい思い出になりました」と富良野訪問の感想を語った。
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