富良野市は4月1日付の人事異動を発令した。それによると保健福祉部長に同部保健医療課長兼保健医療課主幹(特定健診担当)兼山部いきいきセンター所長の鎌田忠男氏(55)を起用した。昇格者は計13人。内訳は部長職1人、課長職8人、係長職4人(うち主査1人)。
今回の人事は、「農村・観光・環境都市形成」を目指す第5次富良野市総合計画の第3次としての事業推進に向け、体制を図った。異動数は新規採用(5人)を除いた68人(部長職1人、課長職19人、係長職28人=うち主査1人=、係職20人)。
人事の基本方針は、簡素で効率的な行政運営に向けた課及び係の集約化として、部長職だった会計管理者を課長職とし会計室長が兼務。福祉行政における総合的な支援をするため、保健福祉部福祉課と介護保険課を整理統合し、福祉支援課とするなど4項目。
また、総合計画の事業実施に向けた体制整備を図るため、総務部に友好都市担当主幹を配置したほか、建設水道部と教育委員会にそれぞれ担当主幹を配置した。教育委員会の担当主幹は、子供たちの学習環境の充実を図る学力向上と生涯スポーツの推進とスポーツイベントの充実を図るため、それぞれ課長職として配置した。
このほか、部、課、係名の変更も行った。総務部税務課市民税係と資産税係を統合し課税係に、保健福祉部保健医療課医療給付係と国民健康保険係を統合し医療国保係に、保健福祉部介護保険課と福祉課を統合し福祉支援課に、経済部ぶどう果樹研究所業務製造課業務係と製造種苗係を統合し業務係に。なお、定年・勧奨など退職者は9人(うち勧奨退職者1人)。平成25年度(4月1日)の一般職員数は前年度5人減の279人。
笑顔いっぱい、巣立つ 富良野看護専門学校
はじめに丸学校長が安達友香さんを皮切りに、卒業証書を一人ひとりに授与。続いて3年間1日も休まず授業を受けた吉田友美さんら3人に皆勤賞、また坂本愛華さんら7人に精勤賞を贈り、表彰した。この後、同校長は「看護師をめぐる社会情勢は、現在、ある意味で追い風といってよいと言えますが、生活者の生命の維持・安全に直接携わる責任は、いつの世にあっても、他のどんな職業以上に重いものであることを今一度深く胸に刻み、どうか高い志に根ざした、堂々の看護師の人生を歩んで下さい。心から念願いたします」などと式辞。
この後、能登芳昭市長が「富良野看護専門学校は平成6年に開校した。実習病院を持たない看護専門学校は全国で富良野のみ」などと前置きした後、「富良野専門学校からは、きょうの卒業式で卒業生は548人。このうち160人、30%が地元に残り活躍しています。目的に向かって一歩一歩前進して下さい」などと祝辞を述べ、エールを送った。さらに、斎藤泰一・上川総合振興局保健環境部富良野地域保健室長、三上正明・旭川大学短期大学部幼児教育学科教授、上戸幾代・社会福祉法人北海道社会事業協会富良野協会病院看護部長の3人がお祝いの言葉を述べ、今後の活躍に期待を寄せた。これに対して卒業生を代表して平井未香さんが「3年前の春、私たちは看護の道へ進む喜びと新しい仲間との出会い、そしてこれから始まる学校生活への期待と不安に胸を膨らませ、この富良野看護専門学校に入学しました」と前置きした後、3年間の思い出を振り返り、「この学び舎での経験をいつまでも忘れることなく、どんな時も患者様に寄り添うことができ、人として信頼していただけるような看護師になれるよう、生涯努力し続けていきたいと思います」などと答辞を述べた。
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