2013年3月2日土曜日

市議会定例会 約21億の補正予算を可決

 2月27日に開会した富良野市議会定例会の本会議は28日、3月1日の2日間、開かれた。28日の本会議では能登芳昭市長が友好都市シュラートミンク市への訪問、根室本線の運行体系改善に関する要請などの行政報告を行った後、議案第27号(議会委員会条例の一部改正)、同28号(議会会議規則の一部改正)、同26号(教育委員会委員の任命)をいずれも原案どおり可決、または同意した。続いて、理事者側が議案第10号(平成24年度富良野市一般会計補正予算)など16件の提案説明を行った。この後、平成25年度予算案を全議員で審議する予算特別委員会が設置され、委員長に天日公子議員(民主クラブ)を選出した。
 1日は議案第10号(一般会計補正予算)、同19号(庁舎等施設整備基金条例の制定)、同11号(国民健康保険特別会計補正予算)、同12号(介護保険特別会計補正予算)、同13号(公共下水道事業特別会計補正予算)、同14号(簡易水道事業特別会計補正予算)、同15号(水道事業会計補正予算)の7件をいずれも原案どおり可決した。
 この中で議案第10号の一般会計補正予算の総額は20億9314万1000円で歳入歳出予算の総額をそれぞれ138億9546万5000円とした。主な予算の中身は東小学校校舎・屋内運動場改築事業費に9億9454万7000円、麓郷小(中)学校屋内運動場改築事業費に3億918万9000円、市街地再開発事業費に6億1174万4000円、公営住宅建設事業費に1億4000万円。これらの事業は平成25年度に着工する繰越明許費補正。
 議案第19号は富良野市庁舎、富良野文化会館、富良野スポーツセンターの施設整備の財源に充てるもの。基金に積み立てる額は、一般会計予算において定める。
 議案第11号(国民健康保険特別会計補正予算)は、歳入歳出の総額にそれぞれ1億6234万5000円を減額し、歳入歳出の総額をそれぞれ31億3380万円とした。同12号(介護保険特別会計補正予算)は、歳入歳出の総額にそれぞれ1644万1000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ17億9万9000円とした。同13号(公共下水道事業特別会計補正予算)は、歳入歳出の総額にそれぞれ1648万3000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ8億7695万4000円とした。
 また、議案第26号の富良野市教育委員会委員の任命で山田淳二氏(68)を同意した。山田氏は美瑛町立忠別小教諭を振り出しに、平成17年3月、浦河町立浦河第2中学校(校長)で定年退職した。平成23年6月から教育委員会委員を務めている。また、同22年10月から人権擁護委員。



富良野管内4高校で一斉に卒業式

 1日、富良野高、富良野緑峰高、上富良野高、南富良野高の4校で一斉に平成24年度卒業証書授与式が行われた。計359人が巣立ち、3年間の学び舎に別れを告げ、進学または社会人としてそれぞれ新たな道を踏み出した。
 富良野高では第63回目の卒業式。午前10時から式が始まり、中田伸次校長が、3年1組の家次奎多さんを皮切りに計186人に卒業証書を授与した。この後、中田校長は式辞で「今年の卒業生は野球、ラグビー、スキー、書道など全道大会、全国大会で大いに活躍してくれたことを誇りに思います」と前置きした後、アインシュタインの言葉を引用し、「創造力の大切さと知恵を磨き、北海道、日本、世界で活躍する、たくましい社会人になって下さい」とエールを送った。
 富良野緑峰高は14回目の卒業式。電気システム科、流通経済科、園芸科学科、情報ビジネス科の計123人、上富良野高は61回目で普通科の生徒38人、南富良野高は61回目で普通科の生徒12人がそれぞれ卒業し、思い出いっぱいの校舎に別れを告げた。

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