2012年12月18日火曜日

衆院総選挙 富良野市の投票率60・71% 過去2番目に低い

 第46回衆議院議員総選挙の投票が16日行われ、自民党が予想通り圧勝し、再び自公による新政権が間もなく誕生する。しかし、投票率は戦後最低だった。富良野市でも昭和44年以降に行われた選挙で2番目に低い60・71%(小選挙区、比例代表とも)。前回より13・52ポイントの大幅な低下となった。中でも女性の投票率が58・23%(同)で6割を下回った。
 投票所は市役所など21か所に設けられ、原則午前7時から午後8時まで投票を受け付けた。また、5日から15日にかけて行われた期日前投票者数が3007人で前回より400人近く下回り、投票率の低下が懸念されていた。加えて同日は早朝から夜にかけて断続的に雪が降る悪天候となったため、投票率は第32回(昭和44年12月27日)の59・27%に次ぐ2番目の低さとなった。
 開票作業は午後8時50分から市役所大会議室で行われ、同11時半までに全作業が終了した。
 この結果、道内第6区の小選挙区では今津寛氏(自民党前)が佐々木隆博氏(民主党前)に2000票以上の大差をつけて当選を果たした。佐々木氏は逆風の中で苦しい戦いとなり、日本維新の会、みんなの党、新党大地などの第3極に票が流れ、富良野市でも予想を上回る厳しい選挙結果となった。
 一方、比例代表では、今津氏が5500台の票を得票したが、自民党には3500票台の得票に終わった。また、民主党も佐々木氏の得票数より約1000票も下回った。これに対して第3極の日本維新の会が1200票を超え、新党大地へも1200票を上回り、さらにみんなの党へも800票近くの票が流れ、自民党、民主党への批判票となった。
 沿線4町村の投票率は上富良野町64・80%(前回78・66%)、中富良野町70・14%(同79・43%)、南富良野町71・30%(同79・57%)、占冠村71・49%(同80・40%)。いずれの町村とも前回より投票率が大幅に下回った。
 なお、富良野市の小選挙区と比例代表の開票結果は次のとおり。
 ▽小選挙区 今津寛氏(自民党前)5524票、佐々木隆博氏(民主党前)3470票、安住太伸氏(みんなの党新)1730票、荻生和敏氏(日本共産党新)781票
 ▽比例代表 自由民主党3537票、民主党2467票、新党大地1227票、日本維新の会1222票、公明党1055票、みんなの党799票、日本共産党649票、日本未来の党278票、社会民主党207票、幸福実現党45票

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