2012年7月12日木曜日

富良野オムカレーを食べて甲子園へ行くぞ

 富良野オムカレーを食べて甲子園へ行くぞ―31年ぶりに全国高校野球選手権北北海道大会に駒を進めた富良野高ナイン(光永拓主将、部員数38人)の壮行会が10日夕、飲食店「ふらのの台所なんまら」=本町2番5号=で開催された。富良野オムカレー推進協議会(谷口正也会長)の主催で開かれ、「北北海道大会も必ず勝ち抜き、甲子園出場を」とナインを激励した。
 選手たちに振る舞われたオムカレーは、験を担ぎ上富良野産豚肉ロースをトッピングに、ナインの結束を願い、富良野産のコメをはじめ、ピーマン、スナップエンドウ、コーン、ホウレン草、長ネギ、ミニトマト、キュウリ、メロンの計9種類を使用して調理した。コメと野菜はJAふらの、牛乳は㈱ふらの農産公社がそれぞれ提供した。
 壮行会には部員38人と顧問の教師2人が出席した。はじめに主催者を代表して谷口会長が「31年ぶりの北北海道大会出場は大変嬉しい。富良野オムカレーも地産地消と地域の活性化のため頑張っています。北北海道大会も優勝を飾り、甲子園に行ってほしい」とあいさつ。
 さらに同協議会相談役の飯沼巌さんが「私も富良野高出身です。卒業後、信用金庫に勤め社会人野球チームの監督として2回全道優勝を飾っています。また富良野オムカレーを提供するようになって10年が経ちます。そのエネルギーを皆さんに分けてあげたい。北北海道大会では必ず優勝し、私たちも甲子園に連れて行って下さい。悔いのないプレーを」とエールを送った。
 この後、同店舗のオーナーシェフ橋本誠二さん(41)が選手たちに提供したオムカレーの説明を行った。カツをトッピングし、ご飯の量を多めにしたことから大皿がいっぱいになるほどのボリュームになり、通常の1・5倍ほどの量となった。しかし選手たちは激しい練習を終えた後の食事だったため、あっという間にペロリとたいらげていた。
 光永主将は「美味しい富良野オムカレーありがとうございました。北北海道大会では出場できなかったチームの分を背負い、堂々とプレーを行い、勝ちに行きたい」と感謝の言葉を述べ、力強く意気込みを語った。また旭川支部予選(Cブロック)で1回戦から決勝まで一人で投げ抜いた投手の吉田拓也選手(3年)は「北北海道大会に向け、納得のいく練習ができた。体調も良い。支部大会と同様に全試合を一人で投げ切りたい」と闘志を燃やしている。
 なお、北北海道大会は14日、帯広市で開幕。16校が甲子園出場を懸けて20日まで熱戦を繰り広げる。富良野は1回戦(14日午後0時)で北見柏陽と対戦する。



樹海中の生徒 今年もかぼちゃを栽培

 樹海中(亀井雅秀校長、生徒数29人)の全校生徒が6月18日、学校農園でことぶき大学東山校の学生と共同でかぼちゃの定植作業を行い、秋の豊作に願いを込めた。
 同校では毎年総合的学習の時間の中で学校農園活動を行っている。以前は学校近くの農家の畑を利用して実施していたが、4年前からは校舎敷地内を開墾して約24<CODE NUM=0129>の学校農園を開設した。一昨年の春にはPTAの協力で暗きょ作業を行った結果、水はけが良くなり、豊作に結びつけた。
 定植作業は今年で12年目。生徒たちはポットに種をまき、くりゆたか100本、雪化粧200本、坊ちゃん300本の計600本3種類の苗を育て、同日ことぶき大学の学生と共同で定植を行った。3年生が中心になって定植作業の流れと分担を決めた。昨年までの経験を生かし、1年生の先頭に立って、ホーラーでの穴あけ、苗をポットから移植、土をかぶせるなど一連の作業を手際よく進めていた。
 生徒と一緒に定植を行った東山校の学生たちは「今年も一緒に作業することをとても楽しみにしていた。年々手際も良くなり、とても一生懸命に働いていた。収穫作業も一緒に行いたい」などと生徒たちの頑張りをたたえた。
 同校では今年も収穫したカボチャを富良野学校給食センターに「ふるさと給食」の食材として、また一昨年から実施している横浜市のレストランにそれぞれ提供する。このほか東山地域の国道沿いにある直売所で販売したり、学校行事のバザーなどに利用、さらに市内の福祉施設などに寄贈する予定。

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