イトーヨーカ堂は、「富良野のオムカレー」弁当を昨年に続いて、8月上旬から12月下旬の期間中、25日間の期間限定で全国164店舗(道内は12店舗)で販売する。これに向けて28日昼、富良野緑峰高校(小島和明校長)で、富良野消費者協会や富良野地域栄養士会、富良野オムカレー推進協議会の関係者ら約30人を招待し、開発段階の弁当を公開、試食説明会を開いた。
同弁当は、平成21年度から商品化・全国の店舗で販売、今年で3年目を迎える。昨年は25日間で販売数9万食、4400万円を売り上げるなど、イトーヨーカドー惣菜コーナーのご当地グルメ弁当の中で「十和田バラ焼き弁当」に続く人気弁当となった。同社は今年度も商品化する方針を決定、5日間×5クールの25日間の販売で10万食超えを目標に、昨年に引き続き、富良野緑峰高校園芸科学科の3年女子生徒で編成する「カレンジャー娘」(岡田彩美代表、4人)に商品開発プロデュースの協力要請をした。
今年の新弁当は道外産から道内産の卵に切り替え、コメは富良野産のななつぼしを使用し、にんじんジュースで炊き込むなどリニューアル、北海道産の食材使用割合を昨年の62・8%から67・0%に高めた。
カレンジャー娘は開発段階から味や盛り付けについてチェック、提案するなど、商品開発をサポートした。さらに8月1日の発売日には上京し、店舗内で来店者に対して直接、試食販売の実践研修を行うなど、野菜等の食材の魅力を伝え、富良野の農産物をPRする。
試食した参加者からは、見た目や味など高評価の感想が相次いだが、「カレーソースの量が少ない」「ピクルスや福神漬など添え物が欲しい」「見栄えをさらに良くするために容器の色も変えるべき」「富良野産の食材使用率をさらに高めて富良野らしさを演出して欲しい」「食事バランスやカロリーを表示して欲しい」など、改善を求める意見もあった。
同社は今後、カレンジャー娘と参加者からのアンケート結果をもとに微調整を行い、8月1日の発売日に向けて準備を進める。
第11回ふらのクリエーターズマーケット
来場者9000人、今年も大人気
道内外の“モノづくり作家”がへそのまち富良野(山部)に大集合した「ふらのクリエーターズマーケット」(実行委主催)が23、24日、富良野市生涯学習センターで盛大に開かれた。今年で11回目を数え、年々来場者が増えており、好天に恵まれたこともあり過去最多の9000人が訪れ、様々なジャンルの作品や実演などを楽しんでいた。
同イベントへの出展申し込みは158組に上り、このうちジャンルごとに抽選を行い89組が出展した。さらに飲食では16件が出店した。福岡市、神戸市、東京都など道外からの8組を含め、函館、釧路、旭川、札幌など道内各地で活動しているモノづくり作家が一堂に会した。両日とも快晴に恵まれた。初日は午前10時の開会前からマイカーで続々と詰めかけ、国道38号線沿いが一時渋滞するほどの混雑ぶりだった。会場ではマイ箸、アクセサリー、粘土細工などの実演や体験、販売などが行われ、来場者たちはモノづくりの楽しさや素晴らしさを楽しんでいた。
実行委員長の恒枝直豆さんは「インターネットでPRしていることもあり、多くの人たちが年々訪れてきているが、今年は昨年を上回る人気に驚いた。出展ブースが限られているので希望者全員を受け入れることができないのは残念です。好天に恵まれたことで屋内外でのイベントを存分に楽しんでいただけたと思います」と喜んでいる。
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