2012年1月19日木曜日

新年度予算案編成作業大詰め 市長、副市長による理事者査定が始まる

 富良野市は昨年11月末から平成24年度予算案の編成作業を行っているが17日から、市長、副市長による理事者査定が始まった。予算編成作業は大詰めに入り、今月末までに終了する予定。2月中旬までに新年度予算案をまとめ内示し、3月に開会が予定されている市議会定例会に上程する。
 市は平成24年度予算案方針として、①第5次富良野市総合計画の推進 ②「身の丈にあった予算」の堅持 ③「協働のまちづくり」の推進―の3つの基本方針を掲げている。第5次富良野市総合計画の推進にあたっては2年目を迎え、児童センターの建設など同計画で掲げている目標の達成に向け、施策の推進に十分な配慮を行う。
 「身の丈にあった予算」の堅持に対しては、持続可能な財政運営を図ることを基本に置き、創意工夫による歳入の確保に積極的に取り組むとともに、歳出においては「スクラップ・アンド・ビルド」を徹底する。不要不急の事業の見直しや、事業の統合などの検討を行い、財政調整基金の活用など均整のとれた事業を推進していく方針。
 「協働のまちづくり」の推進では、多様化し増加する市民ニーズに対応するため、市民や各団体との共助の取り組みを進める。
 予算案の編成作業では昨年12月から本格的に始まり、経常的経費などを中心に総務部財政課によるヒアリングが行われた。そして政策予算案など市長、副市長、総務部長による理事者側の査定が保健福祉部を皮切りに始まった。18日は広域連合、建設水道部の査定が行われた。この後は順に経済部(20日)、教育委員会(同)、総務部(23日)、支所・会計・議会・選挙管理委員会・監査委員会(同)、看護学校(同)の順で行い、26日に2回目のヒアリングを実施し、30日までに理事者側の査定を終える予定。
 査定では各部局の課長、係長が中心になって予算要求の中身を詳細にわたり市長や副市長に説明している。
 平成23年度の当初一般会計予算額は113億3300万円。身の丈に合った予算編成が基本方針となっているため、平成24年度予算案も政策予算を盛り込みながら、同規模程度の予算額が見込まれている。



新春コンサート 陸上自衛隊第2音楽隊 上富良野で開催

 陸上自衛隊第2音楽隊の「新春コンサートinかみふらの」が15日、上富良野町社会教育総合センターで開かれ、上富良野町民をはじめ富良野沿線の住民約250人に生演奏の素晴らしさを伝えた。
 同音楽隊は、昭和29年に第2管区音楽隊として発足。その後、幾多の変遷を経て、同50年に第2師団長直轄の音楽演奏を主任務とする「第2音楽隊」として正式に新編され、今年で創隊37周年。
 現在、戸田正久1等陸尉を隊長に36人で編成され、自衛隊内における儀式や隊員の士気高揚のための演奏、定期演奏会、音楽まつり、ジョイント・コンサートなど管内各市町村で開催される各種行事で演奏を行い、大きな役割を担っている。
 さらに平成18年には北海道初となる吹奏楽によるベートーベン作曲「交響曲第九番(合唱付き)」全曲演奏を行った。また、東ティモールPKO(平成14年)、イラク人道復興支援活動(同16年)に隊員を派遣し、音楽による国際貢献活動を行った。
 新春コンサートもその一環として上富良野町で定期的に開かれている。会場には上富良野町民をはじめ沿線各市町村から大勢の住民が詰めかけた。
 コンサートは午後2時から始まり、第2師団創立60周年記念陸上自衛隊第2音楽隊委嘱作品の「カムイ・ミンタラ~神々の遊ぶ庭」を皮切りに、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」よりの「Stand Alone」、「となりのトトロ」を一気に演奏した。
 休憩を挟み、「ど演歌えきすぷれす」、「ルパン三世のテーマ」、「AKB48メドレー」など1時間半にわたりさまざまなジャンルの曲目を演奏し吹奏楽の楽しさ、素晴らしさをたっぷりと聴かせた。富良野から来た60歳代の男性は「自衛隊の演奏は素晴らしい」と感想を語った。

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