富良野緑峰高校陸上部が、9月21日から23日にかけて帯広市で開催された第27回北海道高校新人陸上競技大会の男子5000メートル競歩の部で優勝、また9月25日に旭川市で開かれた旭川マラソンの男子10キロの部で優勝を飾るなど男女4人の選手が素晴らしい成績を収めた。同陸上部は今月22日、北見市で開催される全国高校駅伝大会北海道予選にも出場し入賞を目指しており、来季に向けて活躍が大いに期待されている。
同陸上部は現在1、2年生23人の部員が活動している。小野光宏教諭(41)が監督を務め、来シーズンに向けてトレーニングを行っているが、その前哨戦となる秋季全道大会で部員たちが大活躍。男子5000メートル競歩で見事初優勝を飾ったのが2年生の小野光哉さん。同種目には27人が出場したが、2位に約70メートルの大差をつけ、大会新記録となる22分46秒で見事全道初優勝を飾った。
小野さんは中学(富良野東中)から短距離選手として競技を続けているが、高校入学と同時に父親でもある小野監督の指導を受け、昨年の春から本格的に競歩の種目に取り組んでいる。
同監督は「まったく経験もないのに競歩をやらせてみたところ、フォームがとてもきれいだった。タイムも良かった」と話し、今年の春には22分10秒の自己ベストを出した。この記録は今シーズン全国でも4位に入る素晴らしいタイムだった。しかし、練習で腰を痛め、肝心の全道大会には出場することができなかった。
その雪辱を晴らしたのが秋の全道大会だった。小野さんは「自己ベストには及ばなかったが、思うようなレースができた。もっとトレーニングを重ね、あと1分ほどタイムを縮めたい。来シーズンは全道大会で優勝し、全国でも上位の成績を挙げるのが目標です」と気持ちを引き締めている。
旭川マラソンの男子10キロの部で優勝したのは1年生の大道聖斗さん。同大会には市民ランナーなど560人が出場。その中でトップを切ってゴールした。タイムは34分30秒だった。
大道さんは上富良野中の卒業生。昨シーズンは全国中学校駅伝大会に北海道代表として出場し、過去最高の19位に入る原動力となった。今シーズンは春の全道大会で5000メートル競技に出場する予定だったが、大会直前に体調を崩したため出場できなかった。
その無念を晴らしたのが旭川マラソン大会だった。「コンディションはすごくいい。今月22日の高校駅伝では1区10キロを任されています。緑峰高校の昨年の順位は12位でした。今年は8位入賞以内を目標にしています」と闘志を燃やしている。
また、女子5000メートル競歩では2年生の久保倉彩香さんが30分01秒で5位、岩本奏子さんが30分13秒で6位にそれぞれ入賞した。2人とも中学の時はバレーボールの選手として活躍したが、高校に入学してからは競歩に取り組む先輩の姿に憧れて陸上部に入った。
2人は「全道大会で4位以内に入賞すれば全国大会に出場できます。来シーズンに向けしっかりトレーニングを積み重ねていきたい」と静かな闘志を見せている。
小野監督は「来シーズンに向けしっかりと指導を行い、競歩種目で3人を全国大会に出場させたい。また、全道高校駅伝大会でもメンバーが揃っているので8位以上の成績を収めたい」と選手たちの活躍に大きな期待を寄せている。
埼玉県農業大学校生徒3人に修了証明書 77日間、富良野農業を学ぶ
2ヵ月半の研修はあっという間に過ぎました。富良野での貴重な体験を将来の仕事に生かしたい―埼玉県農業大学校先進農家等体験学習終了式が6日午前、市役所第3会議室で開かれ、7月末から農業体験を行っていた石川岳人さんら3人に富良野市から修了証明書が授与された。
同研修は富良野市と埼玉県との農業交流事業の一環として、平成13年度から毎年継続して実施されており、同大学2年生の必修課程として生徒を受け入れている。今年の研修生は水田複合専攻の石川さんのほか、同、春山拓也さん、酪農専攻の鈴木里奈さんの3人。7月22日から同日まで77日間、市内の畑作農家と酪農家でそれぞれホームステイしながら体験学習を行った。
石川さんら3人はスイカやメロンの収穫作業をはじめ、牛舎での清掃、牧草の搬入など早朝から夕方にかけて受け入れ農家の指導を受けながら、農業体験を行った。また、8月3日には滝川市の花野菜技術センターや旭川市の田んぼアート、9月13日には北広島市のホクレンくるるの杜、札幌市の道産食彩HUGマートなど道内の農業関連施設を視察した。さらに今月4日には富良野緑峰高校農業特別専攻科の生徒と交流し情報交換を行った。
終了式では、能登芳昭市長が「約80日間にわたる研修で規模の大きい北海道農業を学ぶことができ、貴重な体験をしたことと思います。その研修成果を今後に生かして下さい」と3人の努力をたたえた。さらに、笠井博文・上川農業改良普及センター富良野支所長が「今年は7月と9月に大雨が降り、自然を相手にした体験農業は大変だったと思います。富良野での体験を将来の仕事に生かして下さい」、続いて小島和明・富良野緑峰高校校長が「あっという間の研修だったと思います。富良野で過ごした貴重な体験を生かして下さい」とそれぞれ労をねぎらった。
また、田村真実・埼玉県農業大学校副校長が「富良野市をはじめ受け入れ農家の協力を得て無事研修を終えることができました。この研修は授業では教えることのできないことを農業体験を通して体で覚えるのが目的です。埼玉と富良野の農業は違うが、基本的なことは同じ。研修した生徒が体験したことをどう解釈するかです」などと述べ、市と受け入れ農家側にお礼の言葉を述べた。
この後、能登市長が「本市での農業体験を今後の学生生活、そして今後の進路に役立てて下さい」などと書かれた修了証明書を石川さんら3人に授与した。
これに対して石川さんは「2ヵ月半の研修は最初長いと思いましたが、あっという間に過ぎました。1日が充実して良い勉強になりました。温泉に行くこともでき、病気をしなかったことも受け入れてくれた天間さんのおかげです」と感謝の言葉を述べた。また春山さんは「毎朝4時半の起床でした。早起きは辛かったけれど1日も寝坊することなく最後まで頑張りました。台風の中でのブロッコリー収穫はとても良い経験になりました」と振り返った。さらに鈴木さんは「たくさんの経験をすることができました。農家の人たちのチームワークには驚きました。これらの農業体験は自分の力になった」と感情を込めながら、受け入れ農家との楽しかった思い出を語った。
石川さんら3人はスイカやメロンの収穫作業をはじめ、牛舎での清掃、牧草の搬入など早朝から夕方にかけて受け入れ農家の指導を受けながら、農業体験を行った。また、8月3日には滝川市の花野菜技術センターや旭川市の田んぼアート、9月13日には北広島市のホクレンくるるの杜、札幌市の道産食彩HUGマートなど道内の農業関連施設を視察した。さらに今月4日には富良野緑峰高校農業特別専攻科の生徒と交流し情報交換を行った。
終了式では、能登芳昭市長が「約80日間にわたる研修で規模の大きい北海道農業を学ぶことができ、貴重な体験をしたことと思います。その研修成果を今後に生かして下さい」と3人の努力をたたえた。さらに、笠井博文・上川農業改良普及センター富良野支所長が「今年は7月と9月に大雨が降り、自然を相手にした体験農業は大変だったと思います。富良野での体験を将来の仕事に生かして下さい」、続いて小島和明・富良野緑峰高校校長が「あっという間の研修だったと思います。富良野で過ごした貴重な体験を生かして下さい」とそれぞれ労をねぎらった。
また、田村真実・埼玉県農業大学校副校長が「富良野市をはじめ受け入れ農家の協力を得て無事研修を終えることができました。この研修は授業では教えることのできないことを農業体験を通して体で覚えるのが目的です。埼玉と富良野の農業は違うが、基本的なことは同じ。研修した生徒が体験したことをどう解釈するかです」などと述べ、市と受け入れ農家側にお礼の言葉を述べた。
この後、能登市長が「本市での農業体験を今後の学生生活、そして今後の進路に役立てて下さい」などと書かれた修了証明書を石川さんら3人に授与した。
これに対して石川さんは「2ヵ月半の研修は最初長いと思いましたが、あっという間に過ぎました。1日が充実して良い勉強になりました。温泉に行くこともでき、病気をしなかったことも受け入れてくれた天間さんのおかげです」と感謝の言葉を述べた。また春山さんは「毎朝4時半の起床でした。早起きは辛かったけれど1日も寝坊することなく最後まで頑張りました。台風の中でのブロッコリー収穫はとても良い経験になりました」と振り返った。さらに鈴木さんは「たくさんの経験をすることができました。農家の人たちのチームワークには驚きました。これらの農業体験は自分の力になった」と感情を込めながら、受け入れ農家との楽しかった思い出を語った。
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