2011年10月6日木曜日

富良野文化協会創立60周年記念式を開く

 富良野文化協会(原田武会長)は1日、創立60周年記念式を文化会館大会議室で行い、60年間の歩みを振り返ると共に地域に根ざした新たな文化活動に取り組んでいくことを誓った。
 同協会は昭和26年10月、富良野町レクリェーション協会として発足。以来、市民の文化活動の要として様々な活動を展開してきている。特に毎年11月に開催されている市民総合文化祭はレクリェーション協会が発足した翌年から「郷土文化祭」として始まった。また、平成19年からはボランティア事業として、加盟団体による福祉施設への慰問を行うなど、社会貢献活動にも力を入れている。
 現在、同協会の加盟は文芸、美術、芸能、茶道、華道、洋楽、合唱、三曲、民謡、詩吟、郷土芸能、郷土研究の12部門・58団体にのぼり、会員数は1168人。このほかに10人が個人会員として登録し、それぞれ地域に根ざした独自の文化活動を行っている。
 記念式には来賓を含め約130人が出席。はじめに原田会長が60年間の歩みを振り返った後、「私ども文化協会は今、60年の歴史や習慣を尊重しながら、組織、体質を強化し、強い意志を持って地域に根ざした文化活動に万進したい」などと決意を新たにする式辞を述べた。続いて石井隆副市長、北猛俊市議会議長がそれぞれの立場で祝辞を述べ、文化協会が果たしている役割に対して敬意を表し、今後一層の活動に期待を寄せた。
 続いて原田会長が顧問の保田光男さんら長年にわたり役員として活躍している10人に感謝状を贈呈した。これに対し受賞者を代表して監事の早坂保男さんが協会の発展に一層協力していく旨の謝辞を述べた。この後、宇佐見正光教育長の乾杯で祝賀会が開かれ、参加者たちは創立60年を祝った。



強い、富良野高ナイン!秋季全道高校野球大会で8強入り

 強い、富良野高ナイン――3日から札幌円山、札幌麻生両球場で熱戦が展開されている第64回秋季全道高校野球大会で富良野は4日の2回戦で、強豪の函大有斗と対戦し1―0で破る大殊勲の勝利を収め、8強入りした。きょう6日午前10時から準々決勝が円山球場で行われ、札幌新川と対戦する。
 富良野は45年ぶりの全道大会出場。旭川支部予選では決勝で甲子園出場の経験を有する強豪の旭川実業を3―0の完封で下し、全道大会にコマを進めた。対戦した函大有斗も春夏13度の甲子園出場を果たしており、優勝候補の一角と目されていた強豪校。加えて函館支部予選での打率が4割8分6厘という豪打のチームだ。
 その強豪を相手に単発6安打で完封したのが吉田拓也投手(2年)。しかも自ら決勝弾となる本塁打を放ち見事な完封劇で初戦を突破した。
 観戦していた父親の育夫さん(53)は「総合力では函大有斗が上だった。完封勝利を果たしたが全員で守りきったチーム力で勝利したと思う。この後もひとつひとつ試合を戦ってほしい」と喜びを表わした。また、そのほかの選手の保護者たちも「組み合わせを知った時、函大有斗を破れば勝ち進めると思った。吉田投手が投げて、そして打って勝利するという一人舞台の試合内容だったが、1、2年生全員で勝利した最高のゲームだった。あす(6日)は札幌新川と対戦する。いい試合をしてぜひ勝ってほしい」と45年ぶりの快進撃を興奮気味に話した。
 学校側では「試合には3年生をはじめOB、保護者が多数応援に詰めかけてくれました。対戦校が強豪の函大有斗だったので厳しい試合展開になると予想していたが、吉田―鎌田拓(1年)のバッテリーを軸に最後まで素晴らしいゲームを演じてくれました。あすの準々決勝も選手の活躍に期待したい」と話している。

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