
一方、中富良野町では上富良野消防署と中富良野支署の消防職員と消防団員など145人と陸上自衛隊上富良野駐屯地消防ポンプ班、多田分屯地消防ポンプ班、音楽隊の計10人が特別参加し、午後1時40分から役場東側駐車場で行われた。
開会式では統裁官を務めた四方昌夫町長が訓示を行い、続いて上富良野駐屯地業務隊長の前田孝雄さんが「十勝岳の噴火や山岳遭難が予想される。このため防災に携わる者は日々の訓練の積み重ねが必要」などと訴えた。
この後、小隊訓練を皮切りに、1チーム5人の編成で8チームが正確さとスピードを競い合う消防操法応用訓練が行われ、続いて今年初めて導入した林野火災応用訓練が行われた。優勝チームには木製の盾が贈呈されることもあり、各消防団から選抜された団員たちは日頃の訓練成果をきびきびとスピーディーに競い合っていた。
宣言どおり優勝、日本一に 上富良野中教諭の北村裕美さん

北村教諭は「大会当日はウエイトコントロールも上手くいき、体が軽く感じるほど体調は良かった。全国から自信のある選手ばかりが集まっている選手権大会なので入賞するのは厳しいと感じていたが、生徒たちに必ず優勝し日本一になって帰ってくると宣言していたので頑張った。400メートル種目では大学時代に48秒台のベスト記録を持っているが、その後も記録は同じように維持しているので、日本新記録の50秒22を目標に挑戦した」と大会を振り返った。
北村教諭は富良野市山部出身。昨年、士別中学校から赴任し男子陸上部の顧問として短距離を中心に指導を行ってきている。自らも「走ることが大好き」と短距離の陸上競技選手として高校時代(富良野高卒)から活躍。リレー種目では全道大会に出場したという。大学(旭川教育大卒)に入った頃から徐々に成績が上がり始めた。教員になってからは生徒と一緒に走る程度で本格的な練習はほとんどできなかった。ただ体重が増えないように日常生活には気を使い、タバコは吸わず、酒も普段はほとんど口にしない。そのため20代の時と変わらない体形を保ちタイムを出すことができている。
北村教諭は「生徒たちにお手本を見せることができ良かったと思います。今、指導している生徒の中には素晴らしい素質の子が多く、400メートルリレーで日本一を目指すのが私の夢。その第一弾として、今月18日から網走市で開かれる全道中学新人戦大会で全道一を狙い、来シーズンにつながるように指導していきたい。また、私自身も同時に400メートル種目で日本記録を破る目標を立てています」と気持ちを新たにしている。
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