2011年6月13日月曜日

台湾少年野球チームと交流

 少年野球国際交流事業実行委員会(佐伯勝利会長)が9日、富良野文化会館で開かれ、8月に台湾少年野球チームを招待し、市内の中学校野球チームとの交流試合を3日間にわたり市営若葉球場で開催することを決定した。また、交流試合では北海道日本ハムの野球教室の開催も予定している。
 富良野市は平成20年と21年にアメリカから少年野球チームを招待し、日米親善少年野球交流事業を開催しているが、昨年はアメリカ側から軟式野球チームの編成はできないなどの理由から、富良野での交流試合は中止となった。
 しかし、実行委員会側では少年野球チームの国際交流事業を進めていくため、社団法人少年軟式野球国際交流協会の協力を求めた結果、今年度は台湾少年野球チームとの交流試合が実現した。
 昨年度まで日米親善少年野球実行委員会を設置していたが、今年度からは名称を変更して引き続き交流事業を推進していくことを決定した。新たに発足した実行委員会は会長にふらの体育協会理事長の佐伯氏、副会長にふらの観光協会会長の黒岩岳雄氏、富良野軟式野球連盟会長の高橋尚志氏を選び、7人の委員で構成。
 この委員の中に北海道中学軟式野球連盟専務理事で社団法人少年軟式野球国際交流協会北海道支部長の夏堀正勝氏を新たに加えた。夏堀氏は山部出身で少年野球チームの普及と発展に尽力している。夏堀氏は「少年軟式野球国際交流協会には36ヵ国が加盟している。その子供たちを受け入れることができるので十分なお手伝いが可能と思います」などと全面的な協力を約束した。
 招待する台湾少年野球チームは台湾の合同チームでなく単独校。選手25人のほか、監督、コーチ、野球連盟など計35人が来富する。富良野市内の少年野球チームは富良野東中、富良野西中、山部中、樹海中、麓郷中の5校と占冠中、トマム中の野球部員、顧問合わせて約100人で編成する。
 台湾少年野球チームは8月1日に富良野入りする。2日に市長表敬訪問を行った後、学校を訪問。3日から5日まで交流試合が市営若葉球場で開かれ、市内の少年野球チームと対戦する。6日にさよならパーティーが文化会館で開かれ、7日に帰国する。なお、台湾チームの選手たちはホームステイを行い、日本の家庭で異文化交流を楽しむ。



今年も効果的な街頭補導を

 富良野市青少年補導センターの補導員会議が1日、文化会館で開かれ、今年度の活動計画と補導計画などを協議した。それによると街頭補導は年間40回程度実施し、子供たちの安全を守る。このほか研修会の開催や青少年の非行問題に取り組む全国強調月間(7月)などの関連活動を行う。また、社会の環境浄化の一環として、有害図書追放白ポストを今年度も引き続き文化会館横に設置。
 同センターは、昭和50年に設置され、青少年の健全育成と非行防止を効果的に推進することを目的に活動が行われている。補導員は小学校、中学校、高校の教諭とPTA役員、さらに民生児童委員、更生保護女性会、中央婦人会の計36人で構成され、任期は2年。
 会議でははじめに宇佐見正光教育長が代表の柳澤直樹さん(富良野小教諭)に辞令を交付した後、「安全で安心な地域づくりの先頭に、教育委員会と共に各補導員の皆様方のご支援を頂きながら、犯罪のない明るい社会づくりに協力をお願いします」などと改めて協力を求めた。
 この後、平成22年度の補導状況や有害図書追放白ポストの回収状況などが報告された。この中で白ポストの回収では今年3月末現在で図書187冊、ビデオテープ24本、DVD50本だった。
 続いて23年度活動計画を原案通り承認した。それによると街頭補導、祭典特別補導を年間40回程度実施するのをはじめ、列車添乗補導、合同補導などの広域補導、カラオケボックスの巡回を行う。このほか、社会を明るくする運動強調月間(7月)の街頭パレード参加や道青少年健全条例指定図書の立ち入り調査を市内の書店で実施する。

0 件のコメント:

コメントを投稿