社会福祉法人北海道婦人共立愛子会(名取シズ理事長)が運営する児童養護施設「富良野国の子寮」(高島正人施設長、寮生71人)の改築工事起工式が29日午前、同施設前の建設場所で行われ、来賓、職員、工事関係者を合わせ約50人が参列して工事の安全を祈願した。新施設は来年3月末までに完成。総事業費は解体工事費を含め約4億9000万円。
同施設の改築は昭和39年以来3度目になる。新施設は鉄筋コンクリート3階建て。現在より約2倍の2800平方メートルの広さで、各階とも広いスペースが確保される。また、中高生の個室化、男女別の浴室も設計するなど、寮生たちが楽しく快適な生活が過ごせる新施設になっている。
新施設は現施設西側の敷地内にT字で建設される。定員は75人。寮生の居室の約4割は個室化され、心理室や家庭支援室も設けられる。
国の子寮は創立者の故名取マサさんが終戦と同時にいち早く、引揚げ孤児、戦災孤児の6人を自宅に預かったのが始まり。それは今から66年前の昭和20年8月のことだった。
その後、有志の協力、支援を受けて同24年8月に鳥沼公園内に3階建ての「子供の家」を建設。そして同39年12月、現在地に鉄筋コンクリート一部2階建ての寮舎が完成した。同53年には児童居室を確保するため総2階に増築され、現在に至っている。その後、職員住宅の建設や体育館の全面改修、児童トイレ、洗面所、事務室などの改装が行われ、平成2年には施設前の敷地内に地域交流ホールが建設された。
この長きにわたる児童に対する福祉活動の功労で名取さんは昭和40年に2人目の富良野市名誉市民に推戴された。また、昭和29年8月18日に天皇陛下が国の子寮を行幸し、同33年7月2日に皇太子殿下(現天皇陛下)が北海道御巡幸の際にお成りになっている。
現在、同施設には3歳から18歳までの子供たちが生活している。平日は午前6時半に起床し、7時に朝食、11時半に昼食、午後5時半に夕食をとり、8時までに幼児と小学生は就寝。中高生は11時の消灯となっている。
このほか年間の行事として海水浴、キャンプ、国の子寮祭、お楽しみ会、クリスマス会、スキー、お別れ会などが行われる。また小学生はクロスカントリースキーや野球などスポーツ少年団に参加し、中高生たちは部活動に励んでいる。夏には畑で野菜を栽培したり、鳥沼公園で自然と触れ合い、冬にはスキーやスノーボード、雪遊びを楽しんでいる。
なお施工業者は、那知・菊田特定建設工事共同企業体(代表者・株式会社那知組)。
同施設の改築は昭和39年以来3度目になる。新施設は鉄筋コンクリート3階建て。現在より約2倍の2800平方メートルの広さで、各階とも広いスペースが確保される。また、中高生の個室化、男女別の浴室も設計するなど、寮生たちが楽しく快適な生活が過ごせる新施設になっている。
新施設は現施設西側の敷地内にT字で建設される。定員は75人。寮生の居室の約4割は個室化され、心理室や家庭支援室も設けられる。
国の子寮は創立者の故名取マサさんが終戦と同時にいち早く、引揚げ孤児、戦災孤児の6人を自宅に預かったのが始まり。それは今から66年前の昭和20年8月のことだった。
その後、有志の協力、支援を受けて同24年8月に鳥沼公園内に3階建ての「子供の家」を建設。そして同39年12月、現在地に鉄筋コンクリート一部2階建ての寮舎が完成した。同53年には児童居室を確保するため総2階に増築され、現在に至っている。その後、職員住宅の建設や体育館の全面改修、児童トイレ、洗面所、事務室などの改装が行われ、平成2年には施設前の敷地内に地域交流ホールが建設された。
この長きにわたる児童に対する福祉活動の功労で名取さんは昭和40年に2人目の富良野市名誉市民に推戴された。また、昭和29年8月18日に天皇陛下が国の子寮を行幸し、同33年7月2日に皇太子殿下(現天皇陛下)が北海道御巡幸の際にお成りになっている。
現在、同施設には3歳から18歳までの子供たちが生活している。平日は午前6時半に起床し、7時に朝食、11時半に昼食、午後5時半に夕食をとり、8時までに幼児と小学生は就寝。中高生は11時の消灯となっている。
このほか年間の行事として海水浴、キャンプ、国の子寮祭、お楽しみ会、クリスマス会、スキー、お別れ会などが行われる。また小学生はクロスカントリースキーや野球などスポーツ少年団に参加し、中高生たちは部活動に励んでいる。夏には畑で野菜を栽培したり、鳥沼公園で自然と触れ合い、冬にはスキーやスノーボード、雪遊びを楽しんでいる。
なお施工業者は、那知・菊田特定建設工事共同企業体(代表者・株式会社那知組)。
第10回ふらのクリエーターズマーケット 過去最多の8000人来場
道内外の“モノづくり作家”がへそのまち富良野(山部)に大集合――今年で10回目を数える「ふらのクリエーターズマーケット」(実行委主催)が25、26日、富良野市生涯学習センターで盛大に開かれた。遠くは兵庫県、滋賀県、静岡県をはじめ、札幌、旭川、函館、砂川、江別など道内外から食の出店を合わせて93組が参加し、実演、体験、販売などを行い、モノづくりの楽しさ、素晴らしさをPRした。主催者の発表によると、2日間で過去最多の8000人が来場した。
道内外で活躍するモノづくり作家(クリエーター)が、毎年同会場に集まり、様々なジャンルのオリジナル作品を展示販売。また実演やアート体験、さらに飲食コーナーも設営され、2日間にわたりモノづくり作家を囲み大勢の市民が交流、イベントを楽しんでいる。
今年も2日間とも好天に恵まれ、家族連れの市民をはじめ、全道各地から大勢の人たちがモノづくり作家たちの作品を鑑賞しながら、買い求めていた。特に初日は過去最高の4500人が詰めかけ、2日目も3500人が訪れるなど、終日賑わった。
実行委員会では「今年で10年目を迎え、年々人気が高まってきている。出展者のうち約3割が初めてで、富良野で開催されるモノづくりイベントに非常に関心が集まっています。初日は市内の人たちが多かったが2日目は道内各地から訪れ、モノづくり作家の出展した作品を楽しんでいただいた」と話している。
道内外で活躍するモノづくり作家(クリエーター)が、毎年同会場に集まり、様々なジャンルのオリジナル作品を展示販売。また実演やアート体験、さらに飲食コーナーも設営され、2日間にわたりモノづくり作家を囲み大勢の市民が交流、イベントを楽しんでいる。
今年も2日間とも好天に恵まれ、家族連れの市民をはじめ、全道各地から大勢の人たちがモノづくり作家たちの作品を鑑賞しながら、買い求めていた。特に初日は過去最高の4500人が詰めかけ、2日目も3500人が訪れるなど、終日賑わった。
実行委員会では「今年で10年目を迎え、年々人気が高まってきている。出展者のうち約3割が初めてで、富良野で開催されるモノづくりイベントに非常に関心が集まっています。初日は市内の人たちが多かったが2日目は道内各地から訪れ、モノづくり作家の出展した作品を楽しんでいただいた」と話している。