2013年2月12日火曜日

交通安全功労 野原武さん、北海道社会貢献賞

 富良野市瑞穂町の野原武さん(68)が長年にわたる交通安全功労として北海道社会貢献賞、同西町の大坪敏行さん(77)と同弥生町の山田勲さん(69)が、交通安全実践者として北海道善行賞をそれぞれ4日、札幌市で受賞した。野原さんと山田さんは5日午後、市役所を訪れて石井隆副市長に受賞報告を行い、なお一層交通安全運動に携わって行くことを伝えた。
 野原さんは平成12年から4年間、富良野市交通安全推進員を務めた後、昨年3月まで9年間にわたり富良野地方交通安全事務局長として活躍。さらに現在も公安委員会免許更新時講習講師、富良野市交通安全指導員、富良野市交通安全指導員会富良野部会事務局長を務めている。
 大坪さんは平成元年から富良野交通安全協会会計を皮切りに、現在まで19年間にわたり富良野地方交通安全協会常任理事、富良野交通安全協会副会長を務めている。山田さんは21年間にわたり現在まで富良野市交通安全指導員として活躍している。
 野原さんは「気が付いたらいつの間にか交通安全に携わり、健康にも恵まれたので長い年月務めることができました。まだ元気なので受賞に恥じないようこれからも一生懸命務めたい」、山田さんは「推薦を受け、大変嬉しく感謝しています。これからも交通安全の実践者として取り組んでいきたい」などとそれぞれ受賞の喜びを語った。
 これに対して石井副市長は「長い間ご苦労さまです。昼夜を問わず、また仕事を持ちながらの交通安全運動への取り組みに対して感謝します。後継者が少ないとのことですが、これからもよろしくお願いします」などとお礼の言葉を述べた。



まだまだ続く冬のイベント

 富良野管内の冬のイベントの後半を飾る「アイスキャンドルナイトinしばれるぞ占冠」が、きょうから2日間、「中富良野ウィンターフェスティバル」と「やまべゆきんこまつり」があす10日、「わいわい祭り」が11日、それぞれ特設会場で盛大に開催される。
 「アイスキャンドルナイトinしばれるぞ占冠」は、9日午後3時に「しばれ村」が開村。この後、チューブ滑り台、スノーラフティング、しばれちゃいましたコンテストなどが次々に開かれ、5時に1500個のアイスキャンドルの点灯式が行われ、7時に真冬の花火が打ち上げられる。
 10日は正午に開村。この後、ふかふか新雪宝探し、走れ!そりレースが行われ、3時に閉幕。
 「中富良野ウィンターフェスティバル」は、北星山スキー場特設会場で開かれる。プログラムは正午からラフティングボード体験が行われた後、午後2時から開会式。
 この後、陸上自衛隊上富良野駐屯地音楽隊の演奏会、郷土太鼓「葵太鼓」の演奏、さぶぅレンジャーショー、長ぐつ雪中フットサル大会、スレッドリレー、チョコまき、ゴスペルコンサート、大抽選会が次々に行われ、午後6時15分からは15分間にわたる花火を打ち上げて終了する。
 「やまべゆきんこまつり」は、今年で26回目。会場は富良野市生涯学習センター。午前10時から午後2時まで、みかんひろい、雪中PGゲーム、くぐってゲット、チューブカーリング、運命の○×、スノーモービル・スノーラフティングなど子供向けのイベントを中心に繰り広げられる。
 このほか、リサイクル衣服の無料配布が行われ、さらに屋台が設営され飲食物の販売も行われる。なお、きょう9日は午後6時から8時まで雪像作品のライトアップと花火の打ち上げが行われる。
 「わいわい祭り」は、富良野市内商店街(すずらん通り商店街、本通り振興会、五条商店会、新相生商店街振興組合)が実行委員会を組織して毎年開催しており、今年で15回目。午前10時から午後3時まで、すずらん通り特設会場で開かれる。
 主なプログラムは、「雪中」を冠にした、ダーツゲーム、ラーメン早食い選手権、輪投げ大会、宝探しゲーム、しりすべり国際大会、ニアピンスローなどが次々に開かれる。また、会場内に屋台が設営され、焼きとり、豚汁などが販売される。

2013年2月7日木曜日

平成25年度富良野市予算案概要を発表

 富良野市は6日、平成25年度予算案の概要を発表した。それによると総額184億3610万円で前年度(平成24年度)当初に比べ5億5360万円の減となった。しかし、前年度補正予算に8億8000万円の前倒しを計上するため実質的には4・6%、5億3000万円の伸びになっている。同日午前、同予算の総括会議が市役所大会議室で開かれ、能登芳昭市長は「第5次富良野市総合計画の3年目として、保健福祉、防災、環境、産業振興、教育など各分野において事業の必要性や効率性について検討を行い予算を配分した」などと述べた。市は国の補正予算に積極的に対応し、学校施設改築(東小と麓郷小中)、公営住宅建設(北麻町)、市街地再開発など大規模公共事業の予算を前倒しする形で平成24年度補正予算に計上、同25年度に実施し、地域の雇用や活性化を図る方針だ。



写真展「サハラ」渥美顕二さん
世界最大の砂漠へ20数年で16回

 富良野在住の写真家渥美顕二さん(70)が「サハラ」をテーマにした写真展をギャラリー生楽丸文蔵=幸町8番5号、東5条通り=で開いている。渥美さんは20数年間にわたり、アフリカ大陸の北部を占める世界最大の砂漠に足繁く通って撮影した渾身の88作品を展示している。
 渥美さんは東京都出身。1983年に富良野市に移り、北海道の大自然を撮り始める。1994年に市内中五区にフォトギャラリー「丘の写真館」を開設し、さらに東京の銀座などで数多くの写真展を開催。また、「ラベンダー物語」「丘悠悠」「丘の詩」など多くの著書を発刊する精力的な活動を行っている。
 そんな中、1986年から撮影場所として選んだのがサハラ砂漠。モロッコ、アルジェリア、チュニジアなどを訪問しながら、東西5000キロ、南北1800キロ、面積約900万平方メートルにも及ぶ世界最大の砂漠をキャンバスにカメラを向けた。サハラを訪れること実に16回にも及び、2年前にも訪れている。
 渥美さんは「富良野に住み始めてから今年でちょうど30年になります。これまで数多くの作品を写してきたが、中でも版画的、抽象的な作品が好き。サハラは何度訪れても形が変わらない。キラキラと輝くメタリックブルーの空、風紋など芸術的なオレンジ色の砂、そしてコーランの響きなど魅力がいっぱい」などとサハラへの熱い思いを語る。
 同展は今月17日まで開かれる(12日は休み)。時間は午前11時から午後6時まで。

2013年2月5日火曜日

猛吹雪 第48回ふらのスキー祭り

 今年で48回目を数える「ふらのスキー祭り」(実行委員会主催)が2、3の両日、富良野スキー場北の峰ゾーン特設会場で開催されたが、3日は猛吹雪に見舞われ、予定されていたイベントが次々に中止となり、最悪の冬のイベントとなった。それでも会場には家族連れの市民やスキーを楽しむ高校生が多数訪れ、「牛乳早飲み選手権」に挑んでいた。
 同祭りは2日午後7時に開会。富良野弥栄太鼓保存会による太鼓演奏を皮切りに、圧雪車乗車体験、馬そり体験、餅つき体験、陸上自衛隊上富良野駐屯地の演奏会、花火大会など次々に開かれ、約1000人がスキー場の夜のお祭りを堪能していた。
 しかし、本祭りの3日は早朝から時折り一寸先も見えないほどの地吹雪が舞う最悪の天候となった。この中、予定通り午前10時から1回目の牛乳早飲み選手権が始まったが、風と雪が一段と強まったため、予定していた雪中運動会、宝探しが中止となり、さらに富良野の食の祭典「ワンコイングルメ」も最後まで行うことができなかった。
 だが、牛乳早飲み選手権に出場した富良野高、富良野緑峰高の男子生徒は元気ハツラツで、スキー祭りを盛り上げていた。生徒たちはいずれも3年生。高校生最後の思い出にと90ミリリットル、180ミリリットル、900ミリリットル計3本の冷えた牛乳の早飲みに挑戦した。競技前に「必ず優勝する」などと一人ひとり意気込みを語った後、口の周りに牛乳をこぼしながらも一気に飲み干し、観戦者から「あともう少し」と声援を受けていた。この後、先着150人にふらの牛乳が無料配布された。



北海道予選で見事グランプリ
新人ギタリスト発掘オーディションで

 富良野市出身の磯江太生さん(20)がプロミュージシャンを養成する学校として名高い「MIジャパン」と、音楽雑誌「YOUNG GUITAR」が共催する新人ギタリスト発掘オーディション「GITMASTERS2012」の北海道予選でグランプリを獲得し、今月開催される全国大会に出場する。
 この大会は全国を6ブロックに分け、23歳以下のアマチュアギタリストが日本一を目指してそれぞれの腕を競うもので、過去の出演者の中からは現在、第一線で活躍する多くのプロも輩出している。
 バンドを組んでいる父親の影響もあり、物心ついた頃からギターを弾いていたという磯江さん。中学生の頃には数々のコンテストで賞をとり、高校生になると各地のライブハウスで大人たちに混ざって演奏をしていたという。
 今回のオーディションにはドラムを実の弟、その他の楽器を全て自身で演奏、録音したオリジナル曲で参加。本番は「尋常じゃない位緊張しました」と語るが、その音色や演奏力等が高く評価されてのグランプリとなった。
 なお、本選は今月9日、東京都渋谷区の初台TheDOORSで開催される。その他詳細に関してはwww.mi-japan.comへ。

2013年2月4日月曜日

農業青年も全国大会出場へ

 1月16日に仙台市で開催された「2012年度東北・北海道地区JA青年大会」で、北海道代表のJAふらの青年部東山支部(幕田桂一支部長)の大野寛之さん(31)が、「JA青年組織活動実績発表」部門で、見事、最優秀賞を受賞。今月14日から2日間、東京都で開催される全国大会に出場する。JAふらの青年部は6支部で構成され、それぞれ独自の活動を行っているが、同部門で全国大会に出場するのは初めてのこと。大野さんは30日午後、発表に向けて協力したふらの青年部の仲間とともに市役所を訪れ、能登芳昭市長に受賞報告を行い、発表した活動実績を本番と同様に披露し、全国大会出場に向けた意気込みを語った。



寒さと雪と一体、冬イベント本番

 今年で48回目の「ふらのスキー祭り」(実行委員会主催)がきょう2日から2日間、富良野スキー場北の峰ゾーン特設会場、第49回目の「かみふらの雪まつり」(運営委員会主催)があす3日、上富良野町日の出公園特設会場でそれぞれ開催される。
 ふらのスキー祭りはきょう午後7時に開会セレモニー。続いて富良野弥栄太鼓保存会による太鼓の演奏。この後、圧雪車の乗車体験、消防はしご車体験、馬そり体験、餅つき体験、陸上自衛隊上富良野駐屯地音楽隊のコンサートなどが行われる。
 このほか、会場では射的、輪投げなどの縁日コーナーが設営され、お菓子まきも行われる。同9時からは、キリンビールマーケティング株式会社道北支店の協賛による打ち上げ花火。
 3日は午前10時に開会。会場では、富良野「食の祭典」、牛乳早飲み選手権、ゲレンデ宝探し大会、スノーボード無料体験レッスン、雪の運動会など次々に行われる。
 食の祭典では、富川製麺所、ハイランドふらの、唯我独尊、お好み焼き鮮弥、すずかけ、物産協会が出店し、ワンコイングルメグランプリを競う。牛乳早飲み選手権(午前、午後の2回)では来場者150人に「ふらの牛乳」を無料配布する。午後1時半から閉会式。ワンコイングルメグランプリの表彰式と最後に餅まきが行われる。
 一方、かみふらの雪まつりは午前10時から午後3時まで開かれる。主なイベントはスノーモービル・スノーラフティング体験搭乗、宝探し、早食い!ツライアスロン、自衛隊音楽隊演奏会、チョコまきなど。会場では女性団体連絡協議会提供よるココアやコーンスープの無料サービスが午前10時半から行われる。
 なお、特設会場に設営された雪像はきょうから見学できる。今年の大雪像は大人気のマンガ「ワンピース」に登場する「サウザンドサニー号」。高さ5メートルを超える迫力ある雪像。見学時間は午前10時から午後3時まで。


2013年1月31日木曜日

精鋭14選手全国大会へ スキーアルペン・ノルディック競技

 全国大会でも優勝を狙います―過日、開催された「第45回北海道中学校スキー大会」と「第65回北北海道高等学校スキー競技選手権大会」で全国大会出場の切符を手にした富良野市内の選手14人(うち1人欠席)が28日夕、富良野文化会館で能登芳昭市長に全道大会の成績を報告した後、全国大会に向けての意気込みを力強く伝えた。
 はじめに全道中学アルペン競技で大回転と回転の2種目で優勝した富良野東中3年の櫻井崇選手を皮切りに、選手紹介と全道大会での成績が報告された。この後、中学生、高校生の順に選手一人ひとりが全国大会出場に向けての抱負や決意を能登市長に述べた。
 櫻井選手は「悔いのない滑りを行い、大回転、回転の両方で優勝を飾りたい」、また回転種目3位に入賞した亀渕哲平選手(富良野東中3年)は「回転のみの出場となったので全身全霊でレースに臨みたい」、北北海道大会で、大回転、回転の2冠に輝いた武田一将選手(富良野高3年)は「悔いのない最高の滑りを見せ、自分の全てを出し切りたい。ライバルは自分です」、荒井美桜選手(富良野緑峰高1年)は「全道大会では自分の滑りができなかった。全国大会では優勝を狙いたい」、5キロクラシカルで優勝、10キロフリーで3位に入賞した頓所里菜選手(富良野高1年)は「しっかり調整し、結果を出したい」とそれぞれ全国大会に向けて決意を語った。そのほかの選手も「普段の力を発揮したい」「来シーズンにつながる成績を挙げたい」などと意気込みを述べた。
 これに対して能登市長は「富良野市内の子供たちは勉強、スポーツの両方で素晴らしい成績を挙げている。大変名誉なことです。全国大会では優勝を目指すなど日頃の練習成果を十分に発揮してください」などと述べ、選手一人ひとりに声をかけ、エールを送った。
 中学生の全国大会(50回)は2月2日から6日にかけて富山県の富山市(アルペン競技)と南砺市(クロスカントリー競技)で、高校生の全国大会(62回)は2月5日から10日にかけて札幌市でそれぞれ開催される。
 なお、武田選手と頓所選手は「あきた鹿角国体」の北海道代表選手に選ばれている。武田選手は少年男子B組の大回転競技、頓所選手は少年女子組の5キロクラシカルに出場する。



富良野圏域のリゾート施設関係者が情報交換

 一般社団法人富良野美瑛地域資源開発センター(佐藤秀靖代表理事)主催の「富良野・美瑛修学旅行誘致情報交換会」が昨年12月11日、富良野文化会館で開かれ、富良野圏域のリゾート施設の代表者ら約40人が参加し、修学旅行誘致のための情報交換を2時間にわたり行った。
 修学旅行の受け入れは平成21年度の11万5049泊(延べ)をピークに過去3年間は10万泊前後で推移していた。しかし、平成24年度の実績(見込み)は8万泊(延べ)を下回り、さらに25年度の決定・仮予約は6万4000泊(11月末現在)と修学旅行生の受け入れが急減しているのが実態。それだけに出席した関係者は今後の対応に苦慮しているのが実態だ。
 交換会には、ふらのバス、新富良野プリンスホテル、レジャーガイド遊び屋、富良野自然塾、山部まちおこしネットワーク、美瑛町体験旅行受け入れ委員会、ファームイン協議会、トリックアート美術館、フラワーランド、星野リゾートトマムなど6市町村のリゾート関連産業・団体から25人と北海道観光振興機構、近畿日本ツーリスト、日本旅行、さらに沿線6市町村の担当職員ら計37人が出席した。
 はじめに北海道観光振興機構事業部プロモーショングループの担当者が、北海道全体の観光動向や修学旅行誘致のための観光施策などについて説明し、①地域が連携し受け入れ体制を整える②宿泊施設側がリーダーシップをとり、情報の共有や場所の提供など、地域連盟の支援をする③行政との協力④旅行会社との協力―などを挙げ、「北海道での教育旅行を今後ブランド化するには、他県との差別化を行い、自然や第一次産業を生かすしかない」と強調した。続いて旅行会社の担当者が、各社の取り扱い件数の実態や動向予測、誘致のためのアドバイスを行った。
 この後、参加者と関係者によるディスカッションが行われ、情報の共有と共有のための具体的な組織づくりの可能性や各自治体の観光施設と広域での修学旅行誘致のための施策などについて話し合った。この中で上富良野町の観光施設を運営する担当者は「修学旅行生の利用はごくわずか。あえて修学旅行生を追わない」と話し、またある業者は「5年ほど前から修学旅行生が減少している。一企業ではどうすることもできない。また、悪天の日の対応をどうするかも課題」などと悩みを訴えた。一方で「雨の日でも対応できるように所有している施設を活用し、とうもろこしの収穫体験も考えている」などと話した。

2013年1月29日火曜日

エキノコックス症 今年度の一般検診者数73人

 富良野市はエキノコックス症検診を今月20日、保健センターで実施したが検診した市民は32人のみで、年々検診者数が減少してきているという。同検診は毎年夏と冬の2回に限定しているが、平成25年度からは特定健診の日程に合わせて実施し、1人でも多くの市民にエキノコックス症に対する啓蒙と検診を呼びかけていくことにしている。
 エキノコックス症はキタキツネの増加に伴い、エキノコックスという名前の寄生虫が主に肝臓に寄生して発症する病気。道内では毎年20人程度の患者が検診などによって見つかっている。エキノコックスが感染してもすぐに自覚症状が現われないという。数年から十数年の潜伏期間を経て、次第に肝機能障害を伴い、命にかかわることもある病気。
 富良野市でのエキノコックス症検診は昭和62年、麓郷地区の住民を対象に始まった。当初は同地区をはじめ、布礼別、富丘、上御料、東山、山部など農村地域を重点地区に指定して、担当職員が直接それぞれの地域に出向き検診を呼びかけていた。
 このため、第1回目の麓郷地区の検診では、対象住民815人中696人が受診し、受診率が85・4%と高かった。さらに翌年の布礼別・富丘・上御料地区でも85%を超え、エキノコックス症に対する関心が高かった。
 同検診は農村地区のほかに、平成10年から市内全域の住民を対象に夏(7月)と冬(1月)の2回に分けて実施している。同検診は1回のみでなく、5年ごとの検診が必要とされているが、近年、エキノコックス症に対する関心が低くなったのか、検診する市民が年々少なくなってきているという。平成23年度の検診者数は、農村、福祉施設での集団検診を除き、111人のみで、24年度は7月に41人、今月20日は32人だった。
 検診した60代と50代の夫婦は「麓郷地区に住んでおり、自宅近くにもキタキツネが現われ、頭数も増えてきているように思われる。心配なので5年ごとに検診を受けています」と話した。
 この検診によってこれまで4人がエキノコックス症に感染していることが分かり、いずれも手術を受けて完治しているという。



かなやま湖で氷上ばかんす!

 富良野沿線5市町村の「冬まつり」のトップを切って27日、南富良野町のかなやま湖を舞台にした「第8回氷上ばかんす!」が盛大に開催され、町内外から参加した約300人が時折り地吹雪が舞う寒風の中、イベントを存分に楽しんだ。南富良野商工会青年部と財団法人こども未来財団の共催で8年前から開かれている。午前10時半から開会式が行われた後、子供たちのワカサギすくいを皮切りにアラスカ野球大会、かなやま湖アイスラン、子どもフラッグ大会、犬ぞり体験、子ども雪中宝探しなど、次々に寒さを吹き飛ばす催しものが行われた。
 ワカサギすくいでは雪で固めた「いけす」に体長10センチほどのワカサギ約2000匹を放流。子供たちはいけすを囲み、金魚すくいで使用する網で真剣な表情ですくい上げていた。その様子を親たちがビデオに撮っていた。
 また、アラスカ野球大会には9チームが出場。同野球は三角ベースで、左回り、そしてくじで飲食物をひき、打った後、一塁の手前に設置している飲食物を飲んだり食べたりして塁を回るルール。今年は富良野、旭川、札幌からも多数参加し、盛り上がった。
 大会は5イニング、30分制限で行われ、リーグ戦、決勝トーナメントで約4時間にわたり熱戦が繰り広げられた。試合中、時々一寸先が見えなくなるほど地吹雪が舞う厳しい氷上での戦いとなったが、参加した各チームの選手は歓声を上げながらアラスカ野球を楽しんでいた。札幌から参加した20代の女性は「富良野の仲間から誘われました。3年前にも参加したがボロ負けでした。きょうは勝ちたいですね」と笑顔で意気込みを語っていた。
 なお、2月2日から2日間、富良野市の「ふらのスキー祭り」、3日に上富良野町の「雪まつり」、9日、10日に占冠村の「アイスキャンドルナイトinしばれるぞ占冠」、10日に中富良野町の「ウィンターフェスティバル」が相次いで開催される。

2013年1月28日月曜日

パソコン入力全国一に挑戦 富良野東1年の田中明璃さん

 全日本中学校技術・家庭科研究会が主催し、文部科学省などが共催する「第13回全国中学生創造ものづくり教育フェア・パソコン入力コンクール全国大会」がきょうから2日間、東京都で開かれ、富良野東中学校1年の田中明璃さん(13)が出場する。全国から120人の1人に選ばれ、日本一を目指す。田中さんは引率する教師と共に、24日午後、教育委員会を訪れ、宇佐見正光教育長に「決勝進出が目標です」と力強く意気込みを語った。
 同教育フェアは、全国の中学生が競技や作品展を通して「ものづくり学習」の成果を発表し、ものを創る喜びを味わい、ものづくりへの関心・意欲を高めるのが目的。第6回フェアから、正式部門として毎日パソコン入力コンクールが加わり、今年で8回目の開催。
 その秋季大会が昨年11月、行われた。田中さんは8月、技術科担任の伊藤健治教諭(38)から同コンクールについて知らされ、「資格取得に挑戦したい」と思い、インターネットを通して応募した。
 同コンクールは、ホームポジション、ローマ字、英文、和文など7部門に分かれており、田中さんは第5部門の和文A(中学生)に応募した。インターネットの画面に掲示された課題の例文を5分以内で正確に速く打ち込む競技。速く、多くの文字を入力しても、ミス入力が5文字あるとその時点で不合格となる難しい競技だ。
 この結果、田中さんは見事1級の資格を取得し、全国大会出場者の1人に選ばれた。
 全国大会はきょう26日から2日間、東京都中央区立佃中学校で開かれる。きょうは出場者120人による準決勝が行われ、上位約30人が27日の決勝戦に駒を進め、中学日本一を決める。
 田中さんは美術部に所属しており、小学5年生の時にパソコンの使い方を覚えた。中学生になり、パソコン授業が始まったことから速く文字を入力する練習を本格的に始めたという。平日は1、2時間程度だが、土、日曜日には集中して長時間行った。
 「資格を取りたいだけだったが、まさか全国大会に出場できるとは思いませんでした。父母から、さらに入力が速くなってきたと褒められている。緊張するタイプだが、自分でもスピードアップしていると思うので、出場するからには2日目の決勝戦に臨みたい」などと宇佐見教育長に意気込みを伝えた。
 また、授業を担当している伊藤教諭は「パソコン授業は年間20時間設けられている。前任校でも生徒をこのコンクールに挑戦させた経験から生徒に応募してはどうかと伝えた。私も入力検定に挑戦し1級を取得しているが、田中さんの実力は私を上回る。全国大会に出場できることになったと知らされ驚いた。引率するのでぜひ頑張り、決勝戦に進んでほしい」と期待している。
 宇佐見教育長も「富良野市内の小中学生はスポーツ、勉強に素晴らしい成果を挙げ、北海道代表として次々に全国大会に出場し、好成績を収めている。パソコン部門では昨年、富良野緑峰高校の生徒が高校生として1人だけ選ばれ、国内から世界大会に出場している。そして今回も田中さんが秋季大会で見事な成績を収め、全国大会に出場することになったのはたいへん嬉しい。ぜひベストを尽くし頂点を目指して下さい」などとエールを送った。



富良野オムカレー「ライト」 来月8日から市内4店舗で提供

 富良野オムカレー推進協議会(谷口正也会長)は、カロリーを抑え健康に配慮した新メニュー富良野オムカレー「ライト」を来月8日から、まさ屋=日の出町11番=など4店舗で提供する。新メニューは通常のオムカレーよりカロリーを4割以上抑え、逆に野菜量を約3割増量した。子供や高齢者など、健康志向を求める人たちを対象にしている。
 富良野オムカレーは平成18年3月に誕生し、今年3月で7年目。富良野市のご当地グルメの一つとして、農業・観光振興、地域活性化に一定の役割を果たしており、昨年8月時点で提供数40万食を達成した。
 同オムカレーは、地元食材や提供スタイルにこだわるなど、6か条ルールの独自基準を設けてきたが、健康に配慮したメニューづくりの観点からは、オムライスとカレーを組み合わせたカロリーの高いメニューである認識のなかで取り組んでこなかった。
 近年、消費者のグルメに対する志向も「美味しさ」「安全・安心」など、食材へのこだわりに加え、「健康」(ヘルシー)に対する意識も高くなっていることから、カロリーを抑えたメニューづくりに向けて、富良野地域栄養士会(市原久美子会長)と連携し、富良野オムカレー「ライト」のメニュー化を図った。
 市原会長は「道が推奨しているヘルシーメニュー基準(600~700キロカロリー)に合わせたが、カレールーのカロリーが高いため、油脂類の使用を抑えるのに苦労した。可能な限り使用しないことでカロリーダウンを図った。一方、野菜量を約3割増量した」などと話し、約半年間かけてヘルシーオムカレーのメニュー化に協力した。
 この結果、富良野オムカレー「ライト」の4店舗の平均値カロリーは632キロカロリー(通常は1125キロカロリー)で野菜量は210グラム(同145グラム)。
 新メニューの試食会が24日昼、まさ屋で開かれ、同協議会相談役を務めている石井隆副市長(市長代理)、荒木毅・富良野商工会議所会頭、松井敬二・ふらの観光協会会長など5人が試食した。石井副市長は「量が少なくなったようには見えない。また野菜が多く添えられており、野菜不足となる冬のメニューとして喜ばれるのではないか」、荒木会頭も「十分なボリューム感。子供や高齢者にあったオムカレーになると思う」と好評だった。
 新メニューの基準は、子供から高齢者まで喜んで食べてもらうための基準を設けている。ライスは120~150グラム、卵1個、野菜量170グラム以上で油脂類の使用を抑える工夫を行っている。価格は600~800円。
 提供店は4店舗(まさ屋、正直村、くんえん工房Yamadori、山香食堂)。メニュー期間は5月30日まで(ゴールデンウィーク期間中は除く)。なお、状況によっては通年メニュー化するという。