富良野市経済部商工観光室は、今年度上期(4~9月)の富良野市観光入り込み客数概要を発表した。それによると、観光入り込み客数は約131万人で前年同期に比べ、約8万人、6・5%増加した。しかし宿泊客数は約26万人で微減(2・5%)。また訪日外国人宿泊者数は1万人を超え、前年同期に比べ2倍以上となった。
上期の特徴として道内客数が6・6%、道外客数が6・2%それぞれ増加。宿泊客数は前年度に比べ2・5%、前々年度に比べ11・3%減少した。だが、宿泊延べ数では4・2%の伸びを見せ、宿泊滞在率では1・39泊となり、前年度、前々年度よりも上昇。
また外国人宿泊者数は前年度と比べ238・4%、延べ数でも236・1%それぞれ大幅な増加となったが、対前々年度比では宿泊客数が67・7%、宿泊延べ数が61・3%で、ピーク時から比べると大幅に下回っている。
主な増加の要因として同観光室では「国内では震災後の国内旅行者の旅行・レジャーへの意欲が回復した。またスポーツ観光(トレイルランやアースライド、登山)の定着やアウトドアブーム、節電対策で涼を求め涼しい地域に長期滞在する道外客、また道東道占冠ICの開通による日帰り客」などを挙げている。
一方、減少の要因として「震災後移動を控えていた道内客の反動、道東道占冠ICの開通による日帰り客の増加に伴う宿泊客、放射能への不安による家族旅行の回復の遅れ(国外)、長引く円高で外国人客の訪日旅行の選択に影響した」などと挙げている。
富良野小ジュニア 1月の全道大会に駒を進める
今月3、4日、稚内市総合体育館で開かれた「第32回道新カップ北海道小学生バレーボール道北大会」女子の部で、富良野第2代表の富良野小ジュニア(曾田みすずキャプテン、部員18人)が8度目の優勝を飾り、1月12日から江別市で開催される全道選抜優勝大会に駒を進めた。
同大会には富良野をはじめ、旭川、稚内、名寄、留萌、深川の5地区から選抜された16チームが出場し、全道大会出場権をかけて日頃の練習成果を競いあった。富良野小ジュニアチームは1回戦で名寄第2代表の名寄南を21―17、21―11、2回戦で留萌第1代表の増毛はつらつチームを22―20、21―8でそれぞれ下した。さらに準決勝では富良野第3代表の美瑛スーパーファイターズを接戦の末、21―13、16―21、21―19のスコアで破り、決勝へ。決勝では旭川第2代表の神楽岡に21―12、21―13のスコアで勝利した。同チームの5、6年生11人が6日午後、市役所を訪問し、能登芳昭市長に道北大会の優勝報告と全道選抜優勝大会出場への意気込みを語った。能登市長は「優勝できたのは日頃の練習成果が実り、全員で勝ち取ったものと思います。市民を代表してお祝いします。6年生にとって最後の大会となるので全道優勝を目指し、もう一度花を咲かせて下さい」と激励した。
これに対して曾田キャプテンをはじめ6人のレギュラー選手が「チーム一丸となって優勝することができました。次の大会でも心を一つにし声を出し、優勝を目指します」、さらに控えとして応援に回った5年生5人も「次の大会でも一つになって大きな声を出し、応援したい」などと意気込みを能登市長に伝えた。
監督の中川明教諭(37)は「富良野小ジュニアチームは大柄な選手はいないものの、攻撃、守備とも安定したバランスの取れたチーム。全道選抜優勝大会では強豪チームが多いが、上位入賞を目指したい」と選手たちの活躍に期待を寄せている。
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