2012年11月15日木曜日

6福祉施設に寄贈 樹海中 学校農園で収穫したカボチャ

 私たちが栽培し収穫したカボチャです。食べて下さい―市立樹海中(亀井雅秀校長、生徒数29人)の生徒会(増田柚花会長)役員3人が、12、13の両日、市内6か所の福祉施設を訪問し、学校園で栽培、収穫した2種類のカボチャ計120㌔を寄贈した。
 同校では毎年総合的学習の時間の中で学校農園活動を行っている。4年前からは校舎敷地内を開墾して約24アールの学校農園を開設した。一昨年の春にはPTAの協力で暗きょ作業を行った結果、水はけが良くなり、収穫量が大幅に増えている。
 今年は6月中旬に生徒たちが育てた、くりゆたか100本、雪化粧200本、坊ちゃん300本の計600本3種類の苗を定植した。好天に恵まれ順調に生育したため、坊ちゃん700個(136キロ)、くりゆたか350個(452キロ)、雪化粧380個(751キロ)を収穫することができたという。
 この収穫したカボチャは、学校給食センターの「ふるさと給食」に提供したり、横浜市のレストランにも発送している。さらに地域の人に役立ててもらうため、毎年、ラベンダーの郷、富良野国の子寮、デイサービスいちい、老人保健施設ふらの、北の峯学園、富良野寿光園の6福祉施設にカボチャを寄贈している。
 寄贈したカボチャは、くりゆたか、雪化粧の2種類。10キロずつ箱に詰めて、会長の増田さん(2年)、副会長の林優希さん(2年)、書記の松本光平君(2年)の3人が各施設を訪問し手渡した。
 最初に訪れた養護児童施設の国の子寮では、「今年は好天に恵まれ、たくさんのカボチャを収穫することができました。カボチャは今が旬、とても美味しいです。給食に活用して下さい」と話し、2人の寮生と職員に手渡した。施設長の三上広文さん(49)は「ありがとうございます。調理を担当している職員に話して早速、子供たちに食べさせたいと思います」と増田会長ら3人にお礼を述べた。



「新酒 富良野」にカンパーイ 5回目の「ふらのワイン華酔祭」

 「ふらのワイン華酔祭(かすいまつり)」と銘打ったワインフェスタが13日夜、ふらのワインハウスで楽しく開かれた。市民75人が、この秋に醸造された「新酒富良野」など4種類のふらのワインを味わい、ワイン料理に舌鼓を打ち、ワインづくしの夜のイベントを堪能した。
 6年前までは「ふらのヌーヴォー祭り」として開かれていた。華酔祭と銘打ってからは5回目。新酒富良野はオリビア種とセイベル種の原料ぶどうを使用してリニューアルしたもの。今年は好天に恵まれ、昨年に続いて糖度が高く良質の新酒が出来上がったという。
 参加した市民の約半数以上は常連で若い女性も多い。毎年参加しているという20歳代の女性は「今年も非常に美味しいですね」と、なみなみと注いだワイングラスを片手に、談笑しながら新酒を楽しく味わっていた。また、「ワインは飲めないけれど、雰囲気を楽しみたいので参加しました」という若い女性4人グループは、ぶどう果汁で乾杯し、1時間半にわたり華酔祭を楽しんでいた。
 なお、新酒富良野(720ミリリットル)は14日から市内の小売店で限定発売(2000本)されている。価格は1300円。

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