北海道読書推進運動協議会が主催する「優良読書グループ北海道表彰」の伝達式が14日午後、富良野市教育委員会教育長室で行われ、宇佐見正光教育長が、おはなしの会「どんぐり」(渡辺美代代表、会員数15人)に表彰状を伝達した。
同会は平成16年9月、渡辺代表ら3人で結成。以来、市立富良野図書館で毎週水曜日の午後3時から30分間、就学前の乳幼児を対象に絵本の読み聞かせ活動を行っている。現在の会員数は男性を含め15人。年齢は40歳代から70歳代で主婦や元教員などで構成している。これまで渡辺代表を中心に、毎月第1水曜日に市立図書館で定例会を開き、読み聞かせに適した絵本・児童書の情報収集や調査研究活動を行うほか、「図書館まつり」「こどもの図書館まつり」の実行委員会に参加し、さらに小学校で開かれるブックフェスティバルを支援している。
読書活動の内容では、市立図書館で8年間にわたり、毎週水曜日に絵本の読み聞かせ「どんぐりおはなし会」を開催し、年間40回。参加者は年間約700人に上っている。さらに毎年クリスマス会を実施し、行事を通して読み聞かせの拡充活動を行っている。
このほか、母親の読書相談に携わるなど、家庭における親子読書の推進にも大きな実績を挙げている。また、小学校における読み聞かせ活動を先導的に行い、現在約90人の学校支援読み聞かせボランティアの中でも中心的な役割を果たしている。
表彰状を伝達した宇佐見教育長は「子供たちに読書の楽しさ、素晴らしさを伝えている。さらにブックフェスティバルなど地道な活動にも協力をいただいている。長年にわたる読書活動で市内の子供たちの学力が伸びてきており、心の豊かさにつながっています」などと渡辺代表ら出席した5人の会員に感謝の言葉を述べた。
渡辺代表は根室管内で20年、別海町で10年にわたり読書活動を行い、平成16年に富良野に移住してからも活動を続けてきている。「富良野に来てからも読書活動を続けたいと思い、3人で会を作りました。今回の受賞は会員みんなの大きな励みになりました。常時8人が集まり、読書活動を続けています。子供たちに、そして仲間に会うのがとても楽しみです。みんなとてもいい関係で活動を続けています」などと受賞の喜びを語った。
「森の楽団」を制作 布部小中の児童生徒が挑戦
新富良野プリンスホテルのニングルテラスで、富良野塾の店「森の楽団」を経営している髙木誠さんが14日、布部小中学校(吉田孝則校長、児童生徒数18人)で、ニングルテラスの体験活動を行い、樹木の枝や幹など周りにある草木を材料に楽器を演奏する「森の楽団」制作の楽しさを子供たちに伝えた。
髙木さんは元富良野塾生。卒業後、富良野に住み、ニングルテラスの一角で「森の楽団」を経営し、訪れる観光客を楽しませている。髙木さんは「富良野に住み始めて今年で18年目。これまでお世話になったお礼として子供たちにクラフト体験会を開きました」と同校を訪問し、子供たちと交流した。
体験会では、ヤナギやカエデ、シラカバなどの小枝やラベンダーの茎、どんぐりなどで作ったニングルの胴体、腕、足、頭など、さらにトランペット、チェロ、コントラバス、バイオリン、ギターなど楽器をパーツごとに用意し、それを木工ボンドを塗りながら組み立てていく作り方を教えた。
子供たちの中には足を逆につけたりするなど悪戦苦闘しながら約1時間で楽器演奏をする高さ10センチほどのニングルを完成させていた。女子中学生は「すでに出来上がった手足や頭を取り付けるだけだったが、細かな作業で大変でした。身近にある小枝でこんな素晴らしい人形ができるなんてすごいですね」と出来上がったニングルを手に嬉しそうに話した。
髙木さんも「周りにはたくさんの材料が揃っています。少し手を加えれば素敵な作品が出来上がります。子供たちにクラフト工芸の楽しさを少しでも伝えることができれば嬉しいですね」と話していた。
髙木さんは元富良野塾生。卒業後、富良野に住み、ニングルテラスの一角で「森の楽団」を経営し、訪れる観光客を楽しませている。髙木さんは「富良野に住み始めて今年で18年目。これまでお世話になったお礼として子供たちにクラフト体験会を開きました」と同校を訪問し、子供たちと交流した。
体験会では、ヤナギやカエデ、シラカバなどの小枝やラベンダーの茎、どんぐりなどで作ったニングルの胴体、腕、足、頭など、さらにトランペット、チェロ、コントラバス、バイオリン、ギターなど楽器をパーツごとに用意し、それを木工ボンドを塗りながら組み立てていく作り方を教えた。
子供たちの中には足を逆につけたりするなど悪戦苦闘しながら約1時間で楽器演奏をする高さ10センチほどのニングルを完成させていた。女子中学生は「すでに出来上がった手足や頭を取り付けるだけだったが、細かな作業で大変でした。身近にある小枝でこんな素晴らしい人形ができるなんてすごいですね」と出来上がったニングルを手に嬉しそうに話した。
髙木さんも「周りにはたくさんの材料が揃っています。少し手を加えれば素敵な作品が出来上がります。子供たちにクラフト工芸の楽しさを少しでも伝えることができれば嬉しいですね」と話していた。
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