ふらの農業協同組合(村山友希代表理事組合長)の第11回通常総代会が12日、本所事務所で開かれ、定款の一部変更、平成23年度決算報告、同24年度事業計画の設定など議案7件と報告2件をいずれも原案通り承認した。この中で平成23年度事業は春先の天候不順による播種移植作業の大幅な遅れや秋口のゲリラ豪雨に伴い、青果、米穀、畜産などの販売取扱高は前年度より約14億円も下回る約273億円という厳しい結果が報告された。
総代会には、代理人、書面を含めて412人が出席した。はじめに村山組合長が、平成23年度の事業経過を振り返り、組合員の体質強化と生産性向上を優先課題とした平成24年度の事業に向けた取り組みを、出席した総代に理解と協力を改めて求めた。続いて能登芳昭市長ら関係機関の代表者がそれぞれの立場であいさつを行い、TPP問題や3年連続の気象障害を乗り切り、同農協が果たしている役割に一層の期待を寄せた。この後、議事に入り、議案第1号の一部変更をはじめ、平成23年度の決算報告、事業報告と剰余金処分案の承認、平成24年度事業計画の設定や固定資産の取得、役員報酬の支給など7件の案件をいずれも原案通り承認し、JAバンク基本方針の変更など2件を報告した。
この中で定款の一部変更では、正組合員数の減少に伴う見直しを行うため、総代の定数を525人から480人に変更した。変更後の各選挙区の定数は、上富良野町101人、中富良野町118人、富良野117人、山部58人、東山53人、南富良野町・占冠村33人。
平成23年度事業報告によると、事業総利益は前年比1・4%下回る41億1200万円。当期剰余金は8858万円で当期未処分剰余金の総額が1億1028万円。次期繰越剰余金が約446万円で、教育情報繰越金とした。このほか㈲アグリプラン、双葉車輌工業㈱、㈱富良野紫雲社、㈱富良野農産公社、富良野通運㈱の子会社それぞれの決算報告も行われた。
平成24年度事業計画の策定にあたっては、①地域農業生産の維持②農協事業利用率の向上③担い手対策の具体化④農協財務改善―を掲げ、組合員の体質強化と生産性向上を優先課題としている。また、重点目標として①自立した安定経営の確立②万全な経営基盤の確立③現場力・組合員との絆強化④資源の集約と創造―を挙げている。
同年度の販売事業取扱計画によると、青果部門で約143億7800万円、米穀部門で約50億8500万円、畜産部門で約42億円、加工・直販部門で約41億4700万円の計278億1867万円としている。
また、総代会では「例外なき関税撤廃を原則とするTPP交渉への正式参加表明の断固阻止」など3項目の決議案を採択した。
なお、当期末の正組合員数は農事組合法人、その他の法人を合わせて2295人で79人が脱退した。正組合員有資格者戸数は1518戸で、合併当初に比べて約900戸減少している。
常に自らを磨き学習の継続を 富良野市ことぶき大学で3校合同入学式
富良野市ことぶき大学(学長・宇佐見正光教育長)の平成24年度「3校合同入学式」が11日、文化会館大会議室で開かれ、本科に21人、大学院に5人がそれぞれ入学、さらに研究生として15人が残り、新たな気持ちで新年度を迎えた。
同大学の入学資格は60歳以上。今年度の本科1年生の最年長は80歳。本科(4年)には富良野校に15人、山部校に1人、東山校に5人がそれぞれ入学した。大学院(2年)には富良野校で4人、東山校で1人。また本科を卒業、大学院を修了した15人(富良野校14人、山部校1人)が研究生(1年)として残った。今年度の在籍者数は96人。
式では新入生一人ひとりの紹介が行われた後、宇佐見学長が「人生80年を超える長寿社会の中で、私たちの生活環境は社会の進展や経済の変化に伴い、大きく様変わりしています。その変化に果敢に対応し、人生をより充実したものとするためには、常に自らを磨き、生涯にわたっての学習を継続していくことが大切です」などと式辞を述べ、楽しく有意義なことぶき大学の生活にエールを送った。
続いて来賓の能登芳昭市長が「ことぶき大学には元教師であったり、看護師など様々な分野で活躍し、豊かな人生を過してきた生徒が多い。このため学ぶというよりこれまでの経験を生かし若い世代に教える集団としての役割や使命を果たして下さい」などと祝辞を述べた。
また北猛俊市議会議長も「新たな目標を持って入学されたことと思います。より良い人生を過ごすため、有意義な大学生活を送って下さい」などと激励した。さらに在校生を代表して山部校の松浦哲男さんが「人生を有意義に過ごすため友情の輪を広げていきましょう」と歓迎の言葉を述べた。
これに対して東山校の伊藤やす子さん(63)が新入生を代表し「今日の良き日に、多くの仲間たちと共にことぶき大学に入学できる喜びを感じています。温かい励ましの言葉を胸に刻み、私たちはこれからの学生生活を、より実りのあるものにし、地域の仲間と共に交流を深め学んでいきます」と入学の決意を述べた。
同大学の入学資格は60歳以上。今年度の本科1年生の最年長は80歳。本科(4年)には富良野校に15人、山部校に1人、東山校に5人がそれぞれ入学した。大学院(2年)には富良野校で4人、東山校で1人。また本科を卒業、大学院を修了した15人(富良野校14人、山部校1人)が研究生(1年)として残った。今年度の在籍者数は96人。
式では新入生一人ひとりの紹介が行われた後、宇佐見学長が「人生80年を超える長寿社会の中で、私たちの生活環境は社会の進展や経済の変化に伴い、大きく様変わりしています。その変化に果敢に対応し、人生をより充実したものとするためには、常に自らを磨き、生涯にわたっての学習を継続していくことが大切です」などと式辞を述べ、楽しく有意義なことぶき大学の生活にエールを送った。
続いて来賓の能登芳昭市長が「ことぶき大学には元教師であったり、看護師など様々な分野で活躍し、豊かな人生を過してきた生徒が多い。このため学ぶというよりこれまでの経験を生かし若い世代に教える集団としての役割や使命を果たして下さい」などと祝辞を述べた。
また北猛俊市議会議長も「新たな目標を持って入学されたことと思います。より良い人生を過ごすため、有意義な大学生活を送って下さい」などと激励した。さらに在校生を代表して山部校の松浦哲男さんが「人生を有意義に過ごすため友情の輪を広げていきましょう」と歓迎の言葉を述べた。
これに対して東山校の伊藤やす子さん(63)が新入生を代表し「今日の良き日に、多くの仲間たちと共にことぶき大学に入学できる喜びを感じています。温かい励ましの言葉を胸に刻み、私たちはこれからの学生生活を、より実りのあるものにし、地域の仲間と共に交流を深め学んでいきます」と入学の決意を述べた。
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