観光ルートの空き缶などゴミを一掃――21日早朝、富良野市内3か所の観光ルートで大勢の市民が、春の一斉清掃の先陣を切って大々的なクリーン作戦を展開し、道路の美化運動に一役買った。同作戦は約1時間半にわたり実施された結果、集められたゴミの量は670キログラムで昨年の半分だった。
同作戦は富良野建設業協会(平沢幸雄会長)や富良野市役所職員有志などが主催し、8年前から毎年春と夏に実施されている。同協会傘下の佐藤建業、北菱、サンエービルド工業など48企業の従業員や富良野西中学校野球部、富良野看護専門学校学生、さらに市民環境会議、市役所職員など昨年より約100人増の計278人が協力した。清掃は午前7時45分から開始され、主催者を代表して平沢会長が「この春の一斉清掃を通して、まちをきれいにする運動の輪を少しでも広げていきたい」などとあいさつし、参加した大勢の市民に改めて協力を求めた。
この後、清水山線(2・6キロ)、御料線(2・8キロ)、なまこ山線(1・5キロ)の市道観光ルートで3班に分かれ、約1時間にわたって空き缶やペットボトル、紙くずなどのゴミを収集した。
同日は早朝から好天に恵まれた。参加した市民はそれぞれ固形燃料ゴミと貴金属類を入れる2種類のゴミ袋を手に持ち、市道の路肩や側溝に投げ捨てられている空き缶やペットボトル、紙くず、たばこの吸い殻などを丁寧に拾い集めていた。
富良野西中学校野球部員は昨年から参加しており、今年は32人が協力した。引率した監督は「練習だけでなくゴミ拾いを通して、部員たちに郷土愛と気付く力を育てるため参加した」と言う。また看護学校では「授業のみでなく社会貢献することの大切さを知ってほしい」と昨年から協力している。
市では「同クリーン作戦は今年で8回目。協力している市民のおかけで市道に投棄される空き缶などゴミの量が徐々に減ってきている」などと参加した市民に感謝している。
大型車両に近づかないで
上川総合振興局南部耕地出張所(大崎里志所長)主催の「子供交通安全教室」が24日、市立麓郷小学校前庭で行われ、児童19人が大型車の運転席に乗り、座席から見た死角を体験した。
同出張所では、農業農村整備事業で小学校周辺を走行する大型車両から子供たちを守るため、交通安全対策の一環として正しい交通マナーや自転車利用の安全について小学生を対象に昨年から同教室を開いている。昨年は麓郷小と布礼別小で実施、今年度も麓郷小のほか5月に布礼別小、6月に樹海小の2校でそれぞれ開く。
同教室では、アラタ工業、北央貨物運輸などの企業も参加。大型車両を出動させて協力した。児童たちは1人ずつ10トントラックの運転席に乗り、担当者から死角の説明を受けながら、見えない部分を体験した。
運転席からはかなりの範囲で死角があり、幼児や自転車が車両の近くに来ても運転席からは全く見えない。体験した児童たちは「車の前は全く見えない」と感想をもらしていた。
説明した事業所の担当者は「運転席が高いため、車両の前部が死角になっている。また左折する時に見えない部分があるため、交差点内で子供や自転車を巻き込む危険があります」と話していた。
また、児童たちは市の女性交通推進員から、「前後のブレーキが確実に作動するか」「ハンドルがねじれていたり、曲がっていたりしないか」など自転車の安全点検の指導を受けた後、校舎前の市道で正しい乗り方を実践した。
同出張所では、農業農村整備事業で小学校周辺を走行する大型車両から子供たちを守るため、交通安全対策の一環として正しい交通マナーや自転車利用の安全について小学生を対象に昨年から同教室を開いている。昨年は麓郷小と布礼別小で実施、今年度も麓郷小のほか5月に布礼別小、6月に樹海小の2校でそれぞれ開く。
同教室では、アラタ工業、北央貨物運輸などの企業も参加。大型車両を出動させて協力した。児童たちは1人ずつ10トントラックの運転席に乗り、担当者から死角の説明を受けながら、見えない部分を体験した。
運転席からはかなりの範囲で死角があり、幼児や自転車が車両の近くに来ても運転席からは全く見えない。体験した児童たちは「車の前は全く見えない」と感想をもらしていた。
説明した事業所の担当者は「運転席が高いため、車両の前部が死角になっている。また左折する時に見えない部分があるため、交差点内で子供や自転車を巻き込む危険があります」と話していた。
また、児童たちは市の女性交通推進員から、「前後のブレーキが確実に作動するか」「ハンドルがねじれていたり、曲がっていたりしないか」など自転車の安全点検の指導を受けた後、校舎前の市道で正しい乗り方を実践した。